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    2026年8月26日 4時39分

    オープンAI、データセンター建設の統括が退社

     オープンAIで、データセンター建設を統括していた主要幹部のマローン氏が退社した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。同社は2027年に予定しているIPOを控え、経営幹部の離脱が相次いでおり、体制の揺らぎが懸念されている。

     マローン氏はアルファベット<GOOG><GOOGL>傘下のグーグルやメタ<META>でデータセンター戦略を主導した実績を持ち、2025年3月にデータセンター責任者としてオープンAIに入社した。当時は同社がオラクル<ORCL>やソフトバンクG<9984>とともに、急増する計算力需要に対応するための大型データセンター建設計画「スターゲート」を発表した直後だった。

     しかし、同計画は当初難航し、同社は自社開発からクラウド事業者との契約拡大へと方針を転換。現在は施設全体を賃貸する形態で自社主導構想を再強化しているものの、この取り組みは別の幹部が主導しており、今年に入り進められたインフラ部門の再編に伴いマローン氏の役割も変更されていた。

     オープンAIではここ数週間で、最高収益責任者(CRO)のドレッサー氏、最高執行責任者(COO)のライトキャップ氏、アルトマンCEOに次ぐ実質ナンバー2のシモ氏など重要幹部の退社が相次いでいる。法人向け市場で競合するアンソロピックとの競争が激化する中、IPOに向けた組織固めが急務となっている。

     一方で同社は、巨額の計算基盤確保を急ピッチで進めている。2030年までの計算能力関連の支出見通しを従来の約6000億ドルから約7500億ドルへ大幅に上方修正したほか、足元ではソフトバンク傘下のSBエナジーと米オハイオ州で10ギガワット規模のデータセンター賃貸契約を締結。元xAIの技術幹部を登用するなどインフラ組織の再構築を図るが、相次ぐ幹部流出が今後の事業推進への足かせとなる懸念も燻る。

    株探ニュース