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    2026年7月31日 23時59分

    コインベース、決算受け大幅安 3四半期連続での減収=米国株個別

    (NY時間10:57)(日本時間23:57)
    コインベース<COIN> 141.97(-21.61 -13.21%)

     暗号資産取引所のコインベース<COIN>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、経常収益が予想を下回ったほか、EBITDA、取引高も予想を下回った。

     経常収益は3四半期連続での減収となった。また、保有資産の評価損が響き、最終損益は3億5950万ドルの赤字に転落した。暗号資産価格の下落に伴う個人投資家の取引低迷や、AI関連株など他市場との資金獲得競争の激化が打撃となった。

     業績が低迷する一方、取引高のシェアは10.3%と過去最高を更新。また、米ドル連動型ステーブルコイン「USDC」の保有残高も過去最高を記録するなど、アームストロングCEOが推進する事業多角化戦略「エブリシング・エクスチェンジ」の一定の成果もみられる。

     同社は5月に従業員の約14%削減を発表したほか、最高法務責任者(CLO)ら複数の幹部交代を公表。AI商取引や実物資産のトークン化といった新分野へのシフトを図る。米議会での規制法案審議の遅れなど先行きへの懸念も残る中、暗号資産依存からの脱却に向けた組織再編と事業構造の転換が急がれている。

     アナリストは「第2四半期決算はわれわれの予想をやや下回り、想定以上に弱い内容だった」と指摘。「第3四半期の事業動向や会社見通しも予想を大きく下回っており、引き続き慎重な見方を維持する」と述べた。

     別のアナリストは「第2四半期決算は暗号資産市場が極めて厳しい環境だったことを反映した内容だった」と評価。一方で「取引シェア拡大が続いていることに加え、新規事業が初期段階ながら成果を上げ始めているほか、コスト構造も改善している。このため、市場活動が回復した際には、同社はより有利な立場にある」との見解も示している。

    (4-6月・第2四半期)
    ・経常収益:12.2億ドル 19%減(予想:12.9億ドル)
      取引収入:5.99億ドル(予想:6.35億ドル)
      サブスク・サービス:5.55億ドル(予想:5.94億ドル)
    ・取引高:1464億ドル(予想:1698.4億ドル)
      個人:258億ドル(予想:304.2億ドル)
      機関投資家:1206億ドル(予想:1402億ドル)
    ・EBITDA(調整後):2.08億ドル(予想:3.22億ドル)
    ・純損益:3.60億ドルの赤字(予想:1.63億ドルの赤字)

    (7-9月・第3四半期見通し)
    ・取引収入:約1.3億ドル
    ・サブスク・サービス収入:5.00~5.80億ドル(予想:6.33億ドル)

    【企業概要】
     個人や機関投資家向けに、暗号資産の保有・取引のための信頼できるプラットフォームを提供する。株式・商品先物・無期限先物・予測市場などの取引商品を取り扱うほか、複数の法定通貨建ての多様なステーブルコインをサブスクリプションベースで提供する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース