2026年7月23日 22時44分
テスラ、決算受け大幅安 1株利益が予想下回る 新事業拡大に痛手=米国株個別
(NY時間09:42)(日本時間22:42)
テスラ<TSLA> 335.42(-38.59 -10.32%)
テスラ<TSLA>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益が予想を下回った。自動車販売が好調だったにもかかわらず、利益が予想を下回り、ロボティクス、自動運転、AIといった新たな事業への拡大を目指す同社にとっては痛手となった。また、フリーキャッシュフロー(FCF)が2年超ぶりに赤字に転落した。
同社は、2026年の設備投資を250億ドル超との見通しを示しているが、自動車、バッテリー、ロボットの生産能力を世界6カ所余りの工場で拡大する計画を進めている。ただ、第2四半期の設備投資額は58億ドルで、これは年換算で約170億ドルとなるペースとなり、会社が掲げる250億ドル超の目標を大きく下回る。ただ、同社は通期の設備投資見通しを250億ドルに据え置いている。
アナリストは「同社はAI投資をさらに拡大すべき数少ない企業の1つだ。AI導入が事業全体の将来を左右する中で、投資を抑えているように見えるのは不可解だ」と指摘していた。
一方、同社は立ち上げ段階にあるロボタクシー配車事業について、新たな情報を開示しなかった。同事業はテキサス州で開始した後、マイアミ、オーランド、タンパにもサービスを拡大。また、サンフランシスコ・ベイエリアでも同じアプリを使った配車サービスを提供しているが、そのサービスはウーバー<UBER>やリフト<LYFT>に近い形態となっている。
ロボタクシーの展開は当初の想定よりも遅れており、サービスを大規模展開できるか、また業界首位のウェイモと競争できるかについて懸念が高まっている。テスラはこれまで、フェニックスとラスベガスで年前半にもロボタクシーを開始する計画を示していたが、両都市でなお準備を進めている段階だと説明した。
市場では現在も、運行車両台数や、安全監視員を同乗させない完全無人運転の累計走行距離など、ロボタクシー事業の評価に不可欠な指標の開示を待っている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.33ドル(予想:0.51ドル)
・売上高:282.4億ドル 26%増(予想:263.2億ドル)
自動車:205.2億ドル(予想:186.8億ドル)
エネルギー発電・蓄電:31.4億ドル(予想:37.7億ドル)
サービス・その他:45.8億ドル(予想:37.2億ドル)
・粗利益率:16.8%(予想:19.4%)
・営業利益:3.98億ドル(予想:13.9億ドル)
・FCF:10.9億ドルの赤字(予想:36.4億ドルの赤字)
・設備投資:57.9億ドル(予想:65.9億ドル)
・自動運転(FSD)有料契約数:148万件(予想:140万件)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
テスラ<TSLA> 335.42(-38.59 -10.32%)
テスラ<TSLA>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益が予想を下回った。自動車販売が好調だったにもかかわらず、利益が予想を下回り、ロボティクス、自動運転、AIといった新たな事業への拡大を目指す同社にとっては痛手となった。また、フリーキャッシュフロー(FCF)が2年超ぶりに赤字に転落した。
同社は、2026年の設備投資を250億ドル超との見通しを示しているが、自動車、バッテリー、ロボットの生産能力を世界6カ所余りの工場で拡大する計画を進めている。ただ、第2四半期の設備投資額は58億ドルで、これは年換算で約170億ドルとなるペースとなり、会社が掲げる250億ドル超の目標を大きく下回る。ただ、同社は通期の設備投資見通しを250億ドルに据え置いている。
アナリストは「同社はAI投資をさらに拡大すべき数少ない企業の1つだ。AI導入が事業全体の将来を左右する中で、投資を抑えているように見えるのは不可解だ」と指摘していた。
一方、同社は立ち上げ段階にあるロボタクシー配車事業について、新たな情報を開示しなかった。同事業はテキサス州で開始した後、マイアミ、オーランド、タンパにもサービスを拡大。また、サンフランシスコ・ベイエリアでも同じアプリを使った配車サービスを提供しているが、そのサービスはウーバー<UBER>やリフト<LYFT>に近い形態となっている。
ロボタクシーの展開は当初の想定よりも遅れており、サービスを大規模展開できるか、また業界首位のウェイモと競争できるかについて懸念が高まっている。テスラはこれまで、フェニックスとラスベガスで年前半にもロボタクシーを開始する計画を示していたが、両都市でなお準備を進めている段階だと説明した。
市場では現在も、運行車両台数や、安全監視員を同乗させない完全無人運転の累計走行距離など、ロボタクシー事業の評価に不可欠な指標の開示を待っている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.33ドル(予想:0.51ドル)
・売上高:282.4億ドル 26%増(予想:263.2億ドル)
自動車:205.2億ドル(予想:186.8億ドル)
エネルギー発電・蓄電:31.4億ドル(予想:37.7億ドル)
サービス・その他:45.8億ドル(予想:37.2億ドル)
・粗利益率:16.8%(予想:19.4%)
・営業利益:3.98億ドル(予想:13.9億ドル)
・FCF:10.9億ドルの赤字(予想:36.4億ドルの赤字)
・設備投資:57.9億ドル(予想:65.9億ドル)
・自動運転(FSD)有料契約数:148万件(予想:140万件)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース