2026年9月17日 21時05分
ファーウェイ、AI半導体でエヌビディア追撃へ 脱米国依存へ加速も課題残る
中国の通信機器大手ファーウェイは、エヌビディア<NVDA>のAIコンピューティングシステムに対抗する技術の開発を加速させている。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。
米国製技術への依存度低減を目指す中国政府の意向を背景に同社は17日、2027年に新たなAI半導体2製品を投入すると発表。監事会の郭平会長は新入社員に対し「ファーウェイの目標はエヌビディアになることだ」と強調し、追撃姿勢を鮮明にしている。
バイデン政権以降、米国は中国企業によるエヌビディア製最先端AI半導体の購入や先端製造装置の調達を制限してきた。2019年に米政府のブラックリストへ指定されたファーウェイも厳しい規制に直面しているが、中国のAI半導体市場は2030年までに670億ドル規模へ拡大し、国内企業のシェアは2025年の50%未満から86%へ高まると予測されている。
ファーウェイは当初計画を前倒しし、2027年代1四半期に「Ascend 960DT」、第3四半期に「Ascend 960PR」を投入予定で、2028年や2029年にも新製品を計画する。
同社の半導体単体での演算能力はエヌビディアの最先端製品に及ばないものの、ディープシークなど国内AIユーザーのフィードバックを取り入れつつ、数百個の半導体を束ねるクラスター技術で性能差を補う戦略をとる。独自技術「Unified Bus」でサーバー間の通信ボトルネックを軽減するほか、省電力化に向け「near-packaged optics」と呼ばれる光通信技術も導入した。
同社はこれまでにAIコンピューティングシステムを370社以上に1000台超出荷した実績を持つ。しかし、同社自身も認める通り、半導体の生産能力には依然として制約が存在する。大量の半導体を組み合わせる方式は高度なソフトウエアや高い通信精度が要求されるため、システム全体で単体性能の遅れを克服できるかには技術的な課題も残されている。
株探ニュース
米国製技術への依存度低減を目指す中国政府の意向を背景に同社は17日、2027年に新たなAI半導体2製品を投入すると発表。監事会の郭平会長は新入社員に対し「ファーウェイの目標はエヌビディアになることだ」と強調し、追撃姿勢を鮮明にしている。
バイデン政権以降、米国は中国企業によるエヌビディア製最先端AI半導体の購入や先端製造装置の調達を制限してきた。2019年に米政府のブラックリストへ指定されたファーウェイも厳しい規制に直面しているが、中国のAI半導体市場は2030年までに670億ドル規模へ拡大し、国内企業のシェアは2025年の50%未満から86%へ高まると予測されている。
ファーウェイは当初計画を前倒しし、2027年代1四半期に「Ascend 960DT」、第3四半期に「Ascend 960PR」を投入予定で、2028年や2029年にも新製品を計画する。
同社の半導体単体での演算能力はエヌビディアの最先端製品に及ばないものの、ディープシークなど国内AIユーザーのフィードバックを取り入れつつ、数百個の半導体を束ねるクラスター技術で性能差を補う戦略をとる。独自技術「Unified Bus」でサーバー間の通信ボトルネックを軽減するほか、省電力化に向け「near-packaged optics」と呼ばれる光通信技術も導入した。
同社はこれまでにAIコンピューティングシステムを370社以上に1000台超出荷した実績を持つ。しかし、同社自身も認める通り、半導体の生産能力には依然として制約が存在する。大量の半導体を組み合わせる方式は高度なソフトウエアや高い通信精度が要求されるため、システム全体で単体性能の遅れを克服できるかには技術的な課題も残されている。
株探ニュース