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    2026年9月19日 4時10分

    米大手銀ストラテジスト、ターミナルレート5%超に備えるべき

     米大手銀のストラテジストは投資家に対して、FRBが政策金利を5%超へ引き上げるリスクに備えるべきだとの提言をまとめた。短期金融市場が想定するターミナルレート(最終到達点)の過小評価に言及し、政策金利の動きに敏感な米2年債利回りの上昇を見込んだポジションの構築を促している。

     現在、短期金融市場が織り込む追加利上げは3回程度で、これはFF金利の誘導目標は4.50-4.75%への上昇に留まることを意味する。しかし、同ストラテジストは、2022-23年の利上げ局面で記録した5.50%のピークを再び試す展開を描く。市場コンセンサスに反し、年内に米2年債利回りは5%へ上昇すると予測。2年債のショート(利回り上昇)を推奨し、利回りの見通しを2023年のピークに近い5.25%へと引き上げた。

     背景には、FRB高官の発言に対する独自の解釈がある。ウォーシュ議長がこれまでの利上げについて「緩和の一部を取り除いた」と述べた点に着目し、当局者は現在の金融政策が経済をなお十分に抑制できていないと捉えていると分析する。FRBは現状を引き締め的とみなしておらず、十分な抑制水準に達するまで利上げを続ける可能性が高いと強調。イールドカーブのさらなるフラット化に確信を示した。

     さらに、テイラー・ルールに基づけばFF金利は5.3%前後であるべきだと分析。利回り曲線は短期ゾーンを中心に上昇が見込まれる一方、10年債利回りは年末時点で5%程度と、長期ゾーンへの影響は限定的に留まると見る。

     なお、同銀内でも見解は分かれている。中銀分析を専門とするエコノミストは、年内の追加利上げをあと2回とし、27年まで政策を変更しないとのシナリオを維持している。これに対し債券市場の取引機会を探るストラテジストは、インフレの上振れリスクを重視するFRBの姿勢を踏まえ、よりタカ派的なシナリオを打ち出している。

    株探ニュース