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    2026年9月17日 22時08分

    米軍、新型空対空ミサイル量産加速へ 対中抑止でJATMの生産加速 

     米国防総省とロッキード・マーチン<LMT>は、米空軍および海軍の戦闘機向けに開発を進める新型空対空ミサイル「JATM」の生産を加速させることで合意した。JATMは中国に対する抑止力を強化する上で不可欠な主力兵器と位置付けられており、両者は将来的な複数年生産契約を見据えた包括的な枠組みを構築した。

     「AIM-260」の名称でも知られるJATMは、現在開発の最終段階を迎えており、近く生産を開始する見通し。実戦配備されれば米軍で最も先端的な空対空ミサイルとなる。1993年の導入以来、改良を重ねて運用されてきたRTX<RTX>製の中距離空対空ミサイル「AIM-120 AMRAAM」の後継としての役割を担う。

     米国防総省は今回の合意について、ロッキードや関連する弾薬サプライチェーン企業が、人員増員や生産設備の増強など長期的な投資を進める上で重要な一歩になると強調。ロッキード幹部のケーヒル氏も、米国および同盟国が求めるスピード感に対応して供給を果たす姿勢を示している。

     資金面でも強力な後押しが進む。10月1日に始まる次会計年度予算案には20億ドルの追加資金が盛り込まれた。米空軍と海軍は2027年の開発・調達費用として計29億ドルを要求しており、今年度の8億9400万ドルから大幅増となる。これにより、生産速度の向上と早期の現場配備が実現する可能性が高まっている。

     本事業を巡っては、ロッキードが2017年8月に機密開発契約を獲得。米国防総省は今年3月、オーストラリアに対してJATMを460発および試験機器を総額31億ドルで売却する計画を公表している。

     同ミサイルはF-22やF-35といったステルス戦闘機の内部兵器庫に収まるよう設計されているほか、F-16やF-15への統合計画も進められている。

    株探ニュース