2026年8月5日 0時16分
メルクが決算 新製品の売上拡大の進展示す 株価は横ばい=米国株個別
(NY時間11:14)(日本時間00:14)
メルク<MRK> 127.80(+0.03 +0.02%)
メルク<MRK>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を上回った。新薬「ウィンレベア」などの販売が好調で通期の売上高見通し上方修正している。
一方、1株損益については、白血病治療薬を開発するターンズ・ファーマ社買収に伴う費用を計上したため、通期の1株利益の見通しは従来見通しを大幅に下方修正している。第2四半期も予想ほどではなかったものの赤字を計上。
ただ、今回の決算は主力製品が後発医薬品との競争に直面する中でも、新製品の売上拡大が着実に進んでいることを示した。主力のがん免疫治療薬「キイトルーダ」は今後、特許切れによる競争激化が見込まれるため、同社は肺動脈性肺高血圧症治療薬「ウィンレベア」や、コレステロール低下薬「リプフェンドラ」などの新製品に期待を寄せている。
リッチフィールドCFOは「キイトルーダがピークを迎えた後も、新たな製品群によって成長を続けられると、これまで以上に自信を深めている」と述べた。肺動脈性肺高血圧症治療薬「ウィンレベア」の売上高は5.88億ドルとなり予想を上回った。
同CFOはアストラゼネカとブリストル<BMY>による大型合併観測についても言及し、「われわれの事業開発戦略に変更はない」と説明。「10-150億ドル規模の案件が最も魅力的な投資対象だ」と述べた。
皮下注射製剤「キイトルーダQlex」も今後の成長戦略の重要な柱となっている。従来製剤より投与時間が短く利便性が高いほか、2028年以降に始まるキイトルーダの特許切れ後も、売上維持に寄与すると期待されている。キイトルーダQlexの売上高は予想を大きく上回った。
しかし、株価は時間外で上昇していたものの、前日付近での推移となっている。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):0.13ドルの赤字(予想:0.23ドルの赤字)
・売上高:166.1億ドル 5.1%増(予想:163.5億ドル)
キイトルーダ:83.7億ドル 5.2%増(予想:80.4億ドル)
キイトルーダQlex:4.63億ドル(予想:2.87億ドル)
リンパーザ:3.65億ドル 1.4%減(予想:3.85億ドル)
ガーダシル:11.7億ドル 3.8%増(予想:11.2億ドル)
プロクアッド/MMR-II/バリバックス:5.92億ドル 2.8%減(予想:6.09億ドル)
レンビマ:2.83億ドル 6.8%増(予想:2.43億ドル)
アニマルヘルス:17.8億ドル(予想:17.5億ドル)
ブリディオン:4.97億ドル 7.8%増(予想:3.95億ドル)
ウィンレベア:5.88億ドル
(通期見通し)
・売上高:663~673億ドル(従来:658~670億ドル)
・1株利益(調整後):2.66~2.76ドル(従来:5.04~5.16ドル)
・粗利益率(調整後):約81%(従来:約82%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
メルク<MRK> 127.80(+0.03 +0.02%)
メルク<MRK>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を上回った。新薬「ウィンレベア」などの販売が好調で通期の売上高見通し上方修正している。
一方、1株損益については、白血病治療薬を開発するターンズ・ファーマ社買収に伴う費用を計上したため、通期の1株利益の見通しは従来見通しを大幅に下方修正している。第2四半期も予想ほどではなかったものの赤字を計上。
ただ、今回の決算は主力製品が後発医薬品との競争に直面する中でも、新製品の売上拡大が着実に進んでいることを示した。主力のがん免疫治療薬「キイトルーダ」は今後、特許切れによる競争激化が見込まれるため、同社は肺動脈性肺高血圧症治療薬「ウィンレベア」や、コレステロール低下薬「リプフェンドラ」などの新製品に期待を寄せている。
リッチフィールドCFOは「キイトルーダがピークを迎えた後も、新たな製品群によって成長を続けられると、これまで以上に自信を深めている」と述べた。肺動脈性肺高血圧症治療薬「ウィンレベア」の売上高は5.88億ドルとなり予想を上回った。
同CFOはアストラゼネカとブリストル<BMY>による大型合併観測についても言及し、「われわれの事業開発戦略に変更はない」と説明。「10-150億ドル規模の案件が最も魅力的な投資対象だ」と述べた。
皮下注射製剤「キイトルーダQlex」も今後の成長戦略の重要な柱となっている。従来製剤より投与時間が短く利便性が高いほか、2028年以降に始まるキイトルーダの特許切れ後も、売上維持に寄与すると期待されている。キイトルーダQlexの売上高は予想を大きく上回った。
しかし、株価は時間外で上昇していたものの、前日付近での推移となっている。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):0.13ドルの赤字(予想:0.23ドルの赤字)
・売上高:166.1億ドル 5.1%増(予想:163.5億ドル)
キイトルーダ:83.7億ドル 5.2%増(予想:80.4億ドル)
キイトルーダQlex:4.63億ドル(予想:2.87億ドル)
リンパーザ:3.65億ドル 1.4%減(予想:3.85億ドル)
ガーダシル:11.7億ドル 3.8%増(予想:11.2億ドル)
プロクアッド/MMR-II/バリバックス:5.92億ドル 2.8%減(予想:6.09億ドル)
レンビマ:2.83億ドル 6.8%増(予想:2.43億ドル)
アニマルヘルス:17.8億ドル(予想:17.5億ドル)
ブリディオン:4.97億ドル 7.8%増(予想:3.95億ドル)
ウィンレベア:5.88億ドル
(通期見通し)
・売上高:663~673億ドル(従来:658~670億ドル)
・1株利益(調整後):2.66~2.76ドル(従来:5.04~5.16ドル)
・粗利益率(調整後):約81%(従来:約82%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース