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    2026年6月24日 21時48分

    AI一辺倒の市場に変化の兆し 景気敏感株や薬品株に好機

     AI関連銘柄以外の投資機会を探る長期投資家は、米国の景気敏感株や医薬品株に注目すべきだとストラテジストは推奨している。「長い間存在しなかった投資機会の広がりが、いまは見られる」とし、IT・ハイテク株主導の相場が転換点を迎えている可能性を指摘した。

     最近のIT・ハイテク株のボラティリティの上昇は、投資家心理を揺るがしている。米株式市場の上昇を牽引してきた半導体関連株だが、AI主導の相場持続性に対する懸念から売りが先行。ナスダック100指数は3.3%急落し、わずか2営業日で構成企業の時価総額が計約1.3兆ドルも消失した。本日引け後に発表されるマイクロン<MU>の決算への反応次第では、さらなる波乱も予想される。

     同ストラテジストは、AI関連の設備投資やサプライチェーンの成長ストーリー自体は継続するとしながらも、米経済の回復を背景に、他の景気敏感株への資金シフトを推奨している。

     過去3年間に渡り大規模な在庫調整が続いていたものの、足元では新規受注や工場受注が力強い増加に転じているという。また、ユーロ安進行への見通しから、米国市場への売上比率が高い欧州企業にも妙味があると見ているという。

     さらに「株価が割安で投資家の保有比率も低い」として、医薬品株の魅力を強調。特にGLP-1系の肥満治療薬を手掛ける企業は利益予想の上方修正が始まっているほか、注射不要な製剤の開発進展や米公的医療保険メディケアの適用拡大などが追い風になると指摘する。

     AI関連株にポートフォリオが集中し過ぎていると考える投資家が増える中、市場では次の投資先へのローテーションが少しずつ起き始めていると同ストラテジストは分析しているようだ。


    株探ニュース