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    2026年6月17日 0時58分

    クアルコム、半導体セクターの中で依然割安銘柄の1つ=米国株個別

    (NY時間11:57)(日本時間00:57)
    クアルコム<QCOM> 222.22(+1.41 +0.64%)

     クアルコム<QCOM>は、同社が大手データセンター顧客の存在を開示して以降、株価が40%超上昇している。ただし、ここ最近の株価上昇は、長期間に渡る低調なパフォーマンスの後に起きたもので、同社のバリュエーションは、予想利益ベースで株価収益率(PER)が20倍強に現在でも留まっており、半導体セクターの中では依然として割安銘柄の1つとみなされている。

     背景には、アップル<AAPL>への依存度が高いことへの懸念や、スマートフォン向け半導体メーカーというイメージが依然として根強いことがある。

     しかし実際、同社は事業の多角化を進めており、スマートフォン市場への依存を徐々に低下させている。同社は近年、自動車向け半導体、IoT(モノのインターネット)向け半導体、データセンター向けAI半導体といった新分野へ積極的に進出している。

     特にAI向けデータセンター市場への参入は、市場がこれまで十分に評価していなかった成長ドライバーとして注目されている。

     これらの新規事業が拡大すれば、同社はスマートフォン市場の景気変動に左右されにくく、より安定した成長企業へ変貌する可能性がある。

     市場の一部では同社を、スマホ向け半導体企業からAI・自動車・IoTを含む総合半導体企業への評価見直しが始まっているとの見方も出ており、直近の株価上昇は単なるデータセンター案件への期待だけでなく、同社の事業構造そのものが変化しつつあることを投資家が再評価し始めた結果とも考えられているという。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース