2020年アカデミー賞候補関連が株式テーマの銘柄一覧(日中足チャート)
アカデミー賞は、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の会員によって選ばれる映画産業の発展に寄与した優れた業績に贈られる映画賞。始まりは1929年に遡り、世界三大映画祭とされるカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭よりも歴史は古く、同賞の授賞式は映画業界最大の祭典に位置づけられる。授賞者に授与される金色の彫像、オスカーにちなんで「オスカー」とも呼ばれ、作品賞、監督賞、主演男優(女優)賞、美術賞、撮影賞、作曲賞など部門ごとに賞が贈られる。対象は米国のロサンゼルスで前年に公開された作品だが、ノミネート条件に満たない英語以外の国外作品も外国語映画賞(2020年から国際映画賞に改称)へのノミネートは可能。過去には「羅生門」「地獄門」が名誉賞、「おくりびと」が外国語映画賞、「千と千尋(ちひろ)の神隠し」が長編アニメーション賞を獲得するなど日本映画の表彰作品も多い。
毎年2月に授賞式が行われるアカデミー賞に対する関心の高さは業界人にとどまらない。一般の認知度も高く、同賞の受賞は作品やスタッフに最大の栄誉をもたらすだけでなく、映画会社にとっては興行成績の押し上げ効果や二次利用としてのDVD・ブルーレイ、関連グッズの販売拡大などメリットも大きい。
ハリウッド内輪の祭典と揶揄されることもある同賞だが、動画配信を手掛けるネットフリックスの躍進は賞のあり方も含め映画業界を大きく揺るがしている。
ネットフリックスは2019年には本来劇場では公開されないオリジナル作品である「ROMA/ローマ」をノミネート資格を得るために限られた劇場で配信に先立ち短期間の上映を行っている。その後、独占配信された「ROMA/ローマ」はノミネート資格を得ることで配信作品としての価値を高め、実際にアカデミー賞では作品賞は逃したものの、監督賞など3賞を受賞している。デジタル配信映画である同作品の受賞にはスピルバーグ氏が異論を唱えるなど「映画」の定義を巡って論議を呼び起こす結果ともなった。
2020年1月13日にはアカデミー賞候補の発表がなされ、作品賞では同様に劇場で限定公開されたネットフリックスによる「アイリッシュマン」と「2019年のクレイマー・クレイマー」と評された「マリッジ・ストーリー」のほか、全米映画批評家協会会賞に輝き、アカデミー賞でも6部門でノミネートされた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」、アカデミー賞の前哨戦と言われる1月のゴールデングローブ賞において最多3冠に輝いた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(配給はソニー系)、ゴールデングローブ賞の作品賞(ドラマ部門)で賞を獲得した「1917 命をかけた伝令」(同コムキャスト系)、アカデミー賞で最多11部門でノミネートされた「ジョーカー」(同AT&T系)、6部門でノミネートされた「ジョジョ・ラビット」(同ディズニー系)、実話に基づく「フォードVSフェラーリー」(同ディズニー系)、世界的ベストセラー小説を映画化した「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(同ソニー系)の計9作品がノミネートされた。
なお、2月10日(現地時間2月9日)にアカデミー賞の受賞式が行われ、「パラサイト 半地下の家族」が作品賞をはじめ4冠に輝き、アジア作品として初の快挙を成し遂げた。
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2025年05月17日 04:27現在 11銘柄
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