ヘルスケア産業は、医療・医薬から介護・福祉など幅広い分野をカバーしている。ヘルスケアは人の生命に関わるものであり、景気変動リスクが小さく、安定した業績が見込める。一般的に米ヘルスケア関連株はバリュエーション面から割安な銘柄も多く、中長期投資に向くとみられている。特に、2021年に誕生した米バイデン政権は、医療制度改革法(オバマケア)を拡充する姿勢を示しており、ヘルスケアは一段と注目を浴びる可能性がある。関連株には、医薬関連事業を幅広く手掛けるジョンソン エンド ジョンソン(JNJ)や世界最大の民間病院チェーンHCAヘルスケア(HCA)、米国最大のドラッグストアのCVSヘルス(CVS)、医療保険最大手のユナイテッドヘルス グループ(UNH)などがある。