（NY時間12:41）（日本時間01:41）
ベンチャー・グローバル<VG>　11.17（+0.28　+2.53%）

　液化天然ガス（ＬＮＧ）のベンチャー・グローバル<VG>が上昇。トランプ政権はバイデン前大統領の下で停滞していたルイジアナ州での天然ガス輸出計画を同社に条件付きで承認する用意があると伝わった。

　米エネルギー省は早ければ本日中にも、同社のＣＰ２プロジェクトからの広範囲な輸出を認可する予定だという。キャメロンパリッシュに建設される施設は日量３９億６０００万立方フィートの液化天然ガスを輸出できるようになる。

　これは年間２０００万トンのＬＮＧを生産する可能性があり、建設費用は推定２８０億ドルという巨大な規模となる。ただ、この種のＬＮＧプラントとしては最大級のこのプロジェクトについて、同社はまだ最終的な投資決定を下していない。

　今回の承認により、ＣＰ２は米国と自由貿易協定を結んでいない国へのＬＮＧ輸出も条件付きで許可されることになる。この命令は、輸出が米国に経済的利益をもたらすと同時に、世界の天然ガス供給を多様化し、海外の同盟国のエネルギー安全保障を強化するという政府の判断に基づいている。

【企業概要】
　液化天然ガス(LNG)の製造と、より低コストのLNGの世界への供給に従事する。米国ルイジアナ州のメキシコ湾近郊で天然ガスの液化・輸出プロジェクトの試運転・建設・開発を進め、天然ガスをLNG施設に供給するために州間・州内パイプラインシステムによる輸送に取り組む。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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