（NY時間13:54）（日本時間02:54）
Ｚスケーラー<ZS>　273.98（+22.87　+9.11%）

　サイバーセキュリティのＺスケーラー<ZS>が上昇。前日引け後に２－４月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ビリング（未収請求を考慮した売上高）も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の１株利益と売上高の見通しを上方修正した。同社はまた、ルービン氏をＣＦＯに任命する人事も発表。

　アナリストからはポジティブな見解が出ている。「同社の受注増加の勢いは、生成ＡＩやエージェント展開に関連したデータ消費の増加に対応したセキュリティを含む、新製品の採用拡大を示唆している」との指摘も出ていた。

　ただ、投資判断を「中立」に引き下げたアナリストもいる。「投資家は堅調な業績を追うべきではなく、より魅力的な買い場を探すべきだ」と忠告している。

（２－４月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：0.84ドル（予想：0.76ドル）
・売上高：6.78億ドル　23％増（予想：6.66億ドル）
・繰延売上高：19.8億ドル
・ビリング：7.85億ドル　25％増（予想：7.60億ドル）

（５－７月・第４四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.79～0.80ドル（予想：0.77ドル）
・売上高：7.05～7.07億ドル（予想：7.10億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：3.18～3.19ドル（従来：3.04～3.09ドル）（予想：3.09ドル）
・売上高：26.6億ドル（従来：26.4～26.5億ドル）（予想：26.5億ドル）
・ビリング：31.8～31.9億ドル（従来：31.5～31.7億ドル）（予想：31.6億ドル）

【企業概要】
　企業向けに、クラウドベースのデータセンターを提供する。また、アプリケーションとサービスへのアクセス制御やウィルスなどの対策に対応するマルチテナント分散クラウドセキュリティプラットフォームサービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース