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    2026年8月12日 0時30分

    スペースX、2倍超の上昇余地との指摘 カーソルへの期待 株価は4日ぶり反落=米国株個別

    (NY時間11:30)(日本時間00:30)
    スペ-スX<SPCX> 134.87(-3.87 -2.79%)

     スペースX<SPCX>が4日ぶりに反落。警戒されていた決算とロックアップ解除を無難に消化したことで、同社株は買い戻しが膨らみ、本日は140ドル手前まで一時上昇していた。一時104ドル台まで下落していた同社株も、IPO価格135ドルを回復していたが、その水準を上回るとロックアップが解除されていることもあり、警戒感もあるようだ。

     ただ、米大手証券のアナリストは、同社株には2倍を超える上昇余地があると指摘している。ただ、強気見通しの中心は宇宙事業ではなく、AI事業、特にAIコーディングツールを手掛ける「カーソル」の買収にあるという。

     「カーソルとグロックを巡る事業展開について新たな材料が示されるにつれ、同社のAI事業に適用されている評価上のディスカウントが縮小し、株価が大幅に上昇する可能性がある」と指摘。また、投資家との対話では、AI向けクラウド(ネオクラウド)以外の同社のAI事業に強気な投資家は非常に少ない。このため、今後の好材料に対する株価の上昇余地が大きいと見ているという。

     投資判断の「買い」と目標株価300ドルを据え置いている。

     同社は6月12日に2兆ドル規模の評価額でIPOを実施。その数日後、人気AIコーディングツールを開発するカーソルを600億ドル相当の株式交換で買収することで合意した。同社は今年初めにxAIとも統合しており、カーソルの買収によってAI事業をさらに強化する狙いがある。

     カーソルはフォーチュン500企業の60%超を含む約5万社で利用されている。2025年11月には年間換算売上高(ARR)が10億ドルを突破したとしており、高い普及率が急速な売上成長につながっている。

     同アナリストは「買収完了後にはカーソル事業の進捗についてより多くの情報が開示できるようになり、その後も新たなAIモデルの投入などが控えているため、株価上昇につながる材料が整いつつある」と分析。買収手続きは今後数週間以内に完了する見通し。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース