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    2026年7月30日 22時58分

    マイクロソフト、決算受け上昇 クラウド事業が依然好調 アジュールも大幅増加=米国株個別

    (NY時間09:52)(日本時間22:52)
    マイクロソフト<MSFT> 448.90(+58.36 +14.94%)

     マイクロソフト<MSFT>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウド事業が依然として好調で、予想を上回る増収となった。同社のコンピューティング・インフラやAIサービスが企業向けで引き続き浸透していることを示した。アジュールの売上高も43%増加し、予想を上回る伸びとなった。

     同社はオープンAIとの緊密な提携を通じてAIブームの火付け役となったが、その後は自然言語による指示を理解し、自律的に行動できるAIモデルやソフトウエアの開発に注力している。こうした製品には膨大な計算能力が必要なことから、同社は業界全体の大型投資の流れに加わり、新たなデータセンターの建設や、AIツールの構築に不可欠な高価なチップの購入を進めている。第4四半期の設備投資は70%増の410億ドルとなったが、予想の420億ドルは下回った。

     ナデラCEOは声明で、Office向け追加機能として提供するAIアシスタント「マイクロソフト365コパイロット」の有料利用者数が3000万人を超えたことを明らかにした。約3カ月前の約2000万人から増加。

     アナリストの見解は以下の通り

     第4四半期のアジュール売上高は43%増となり、予想を上回った。また、商業向け契約残高(RPO)は前四半期から450億ドル増加し6780億ドルとなった。これにより、クラウド事業がAI関連売上高の伸びでグーグルやアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)に後れを取っているとの懸念は和らぐ可能性がある。

     第4四半期決算は全般的に予想を上回った。アジュールの成長は投資家が期待していた水準を大きく上回る加速を示した。

     アジュールとOfficeの成長加速により業績見通しは改善。他の主要プレーヤーはAI投資負担がより大きい状況にあるため、今回の決算に対する市場の反応はポジティブになると見ている。

     全事業で幅広い強さが確認された。アジュールの売上成長が前四半期比で3ポイント加速したことを好感。また、マイクロソフト365コパイロットの有料契約数が前四半期の2000万から3000万を突破したことも評価材料。

     決算は予想を大きく上回り、主役はアジュールだった。今回の決算で最も注目されていた設備投資は、懸念ではなく楽観材料となった。その理由として、積極的な投資を続けながらも、四半期の営業キャッシュフローは前年比30%増の554億4000万ドルに達しており、AI投資が既存事業の収益力を損なっていないことを示した。

    (4-6月・第4四半期)
    ・1株利益(調整後):4.74ドル(予想:4.25ドル)
    ・売上高:900.1億ドル(予想:877.2億ドル)
      マイクロソフト・クラウド:593.0億ドル(予想:587.1億ドル)
      インテリジェントクラウド:393.1億ドル(予想:381.7億ドル)
      プロダクティビティ&ビジネス・プロセス:378.5億ドル(予想:372.7億ドル)
      モア・パーソナル・コンピューティング:128.5億ドル(予想:121.7億ドル)
      アジュールなどクラウドサービス:43%増(予想:39.6%増)
    ・営業利益:406.0億ドル(予想:390.2億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース