2026年7月21日 23時43分
GM、決算受け上昇 自動車事業が引き続き好調 大型車で利益率改善=米国株個別
(NY時間10:36)(日本時間23:36)
GM<GM> 78.58(+2.78 +3.67%)
GM<GM>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、1株利益、EBIT、自動車事業フリーキャッシュフロー(FCF)とも上方修正した。主力の大型車で利益率が改善したことに加え、関税コストが想定を下回ったことが業績を押し上げた。
ピックアップトラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)を含め、米国での販売が減少したものの、これらの車種の価格水準が維持されたことに加え、他の分野でもコスト削減が進んでいる。バーラCEOは、同社の成長基調は来年にかけて維持されるとの見方を示した。
今回の決算には、電気自動車(EV)事業の戦略見直しに伴う23億ドルの費用が計上された。バーラCEOは声明で「中国の合弁事業を含むGMインターナショナル部門は黒字を確保した」と説明。
通期見通しの前提には、EV事業の損失が10-15億ドル改善することに加え、関税による総コストが25-35億ドルとなることを織り込んでいる。また、中国を除くGMインターナショナル部門については、中東情勢の影響を反映し、やや軟調な推移を見込んだ。
アナリストは「GMはわれわれが調査対象とする米国の伝統的自動車メーカーの中で、販売店在庫と価格設定の両面において最も健全な状況にある」と指摘。「第2四半期のEBITは、堅調な価格設定に加え、規制・排出ガス関連費用、関税、保証費用の減少を背景に予想を大きく上回った」と評価している。
また「修正後の通期見通しは、予想が年後半にかけてさらに引き上げられることを示唆している。通常であれば株価上昇につながる内容だが、前日に伝わったカナダの関税関連ニュースが投資家心理の重しとなる可能性もある」と指摘した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):3.57ドル(予想:3.19ドル)
・売上高:480.3億ドル 1.9%増(予想:466.1億ドル)
自動車事業:437.6億ドル(予想:424.3億ドル)
・EBIT(調整後):39.4億ドル(予想:37.0億ドル)
北米:34.5億ドル(予想:32.6億ドル)
海外:1.90億ドル(予想:1.44億ドル)
・自動車事業FCF(調整後):50.3億ドル(予想:28.1億ドル)
・販売台数:99.0万台
北米:84.8万台(予想:82.7万台)
海外:14.2万台(予想:14.9万台)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):12.00~14.00ドル(従来:11.50~13.50ドル)(予想:12.81ドル)
・EBIT(調整後):140~160億ドル(従来:135~155億ドル)(予想:143.8億ドル)
・自動車事業FCF(調整後):95~115億ドル(従来:90~110億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
GM<GM> 78.58(+2.78 +3.67%)
GM<GM>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、1株利益、EBIT、自動車事業フリーキャッシュフロー(FCF)とも上方修正した。主力の大型車で利益率が改善したことに加え、関税コストが想定を下回ったことが業績を押し上げた。
ピックアップトラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)を含め、米国での販売が減少したものの、これらの車種の価格水準が維持されたことに加え、他の分野でもコスト削減が進んでいる。バーラCEOは、同社の成長基調は来年にかけて維持されるとの見方を示した。
今回の決算には、電気自動車(EV)事業の戦略見直しに伴う23億ドルの費用が計上された。バーラCEOは声明で「中国の合弁事業を含むGMインターナショナル部門は黒字を確保した」と説明。
通期見通しの前提には、EV事業の損失が10-15億ドル改善することに加え、関税による総コストが25-35億ドルとなることを織り込んでいる。また、中国を除くGMインターナショナル部門については、中東情勢の影響を反映し、やや軟調な推移を見込んだ。
アナリストは「GMはわれわれが調査対象とする米国の伝統的自動車メーカーの中で、販売店在庫と価格設定の両面において最も健全な状況にある」と指摘。「第2四半期のEBITは、堅調な価格設定に加え、規制・排出ガス関連費用、関税、保証費用の減少を背景に予想を大きく上回った」と評価している。
また「修正後の通期見通しは、予想が年後半にかけてさらに引き上げられることを示唆している。通常であれば株価上昇につながる内容だが、前日に伝わったカナダの関税関連ニュースが投資家心理の重しとなる可能性もある」と指摘した。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):3.57ドル(予想:3.19ドル)
・売上高:480.3億ドル 1.9%増(予想:466.1億ドル)
自動車事業:437.6億ドル(予想:424.3億ドル)
・EBIT(調整後):39.4億ドル(予想:37.0億ドル)
北米:34.5億ドル(予想:32.6億ドル)
海外:1.90億ドル(予想:1.44億ドル)
・自動車事業FCF(調整後):50.3億ドル(予想:28.1億ドル)
・販売台数:99.0万台
北米:84.8万台(予想:82.7万台)
海外:14.2万台(予想:14.9万台)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):12.00~14.00ドル(従来:11.50~13.50ドル)(予想:12.81ドル)
・EBIT(調整後):140~160億ドル(従来:135~155億ドル)(予想:143.8億ドル)
・自動車事業FCF(調整後):95~115億ドル(従来:90~110億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース