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    2026年7月21日 22時54分

    ノースロップ、好決算も下落 受注残高は過去最高を更新=米国株個別

    (NY時間09:54)(日本時間22:54)
    ノースロップ・グラマン<NOC> 510.20(-13.76 -2.63%)

     ノースロップ・グラマン<NOC>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、1株利益および売上高の見通しを上方修正している。新規受注が大幅に増加し、受注残高が過去最高を更新した。

     第2四半期に200億ドルの新規契約を獲得し、全事業部門で売上高が拡大したこともあり、受注残高は1050億ドルと過去最高に達した。ウォーデンCEOは「世界的に力強い需要を背景に、受注残高が過去最高を更新した」と述べている。

     イランやウクライナでの戦争を背景とした防衛需要の拡大が追い風となった。第2四半期の主な受注案件には、米空軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマンIII」の後継となる「センチネル」計画向けの76億ドルの契約が含まれる。

     また、航空システム部門およびミッションシステム部門では、ロッキード・マーチン<LMT>のF35戦闘機関連業務で10億ドルの契約を獲得したほか、極超音速ミサイル迎撃を目的とする「グライド・フェーズ・インターセプター」の開発で8億ドルの契約を受注した。さらに、機密プログラムでも43億ドルを獲得。一方、航空システム部門の増収は、主に次世代ステルス爆撃機「B21レイダー」の生産拡大によるものだった。

     ただ、好決算ではあったものの株価は下落。利益率悪化やコスト増を嫌気しているとの指摘も出ている。防衛システム部門はセンチネルやその他プログラムで、研究開発費や生産立ち上げコストが増加し、利益率が圧迫。また、好材料は既に株価に織り込み済みとも見られている。

    (4-6月・第2四半期)
    ・1株利益:7.68ドル(予想:6.82ドル)
    ・売上高:108.8億ドル 5.1%増(予想:108.1億ドル)
      航空システム:35.2億ドル(予想:32.2億ドル)
      防衛システム:20.9億ドル
      ミッションシステム:32.5億ドル(予想:32.3億ドル)
      宇宙システム:27.5億ドル(予想:27.3億ドル)
    ・営業利益:11.0億ドル
    ・FCF:9.78億ドル(予想:10.9億ドル)
    ・設備投資:3.02億ドル(予想:4.21億ドル)
    ・受注残高:1046.9億ドル

    (通期見通し)
    ・1株利益(調整後):28.60~29.10ドル(従来:27.40~27.90ドル)(予想:28.01ドル)
    ・売上高:437.5~442.5億ドル(従来:435.0~440.0億ドル)(予想:439.9億ドル)
    ・FCF:31~35億ドルを維持(予想:32.1億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース