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    2026年6月23日 22時15分

    キャシー・ウッド氏のアーク、スペースXの急落局面で買い増し 現在は買い場なのか?

    (NY時間09:15)(日本時間22:15)時間外
    スペースX<SPCX> 149.33(-5.27 -3.41%)

     スペースX<SPCX>の株価は本日の時間外でも下落。一時146ドル台まで下落し、初値の150ドルを下回った。ロケット事業とAI事業を手掛ける同社の株式は、前日の急落の衝撃からなお立ち直れていない。

     同社株は月曜日に16%急落し、時価総額は1日で4010億ドルが失われた。ダウ・ジョーンズのマーケット・データによると、これは米国企業として史上2番目に大きい1日当たりの時価総額の減少額だという。

     下落のきっかけは、初の投資適格級ドル建て社債を発行すると発表したこと。同社はブリッジローンの返済資金を調達するため、金額非公表で資金調達を行う。

     これほど大きく下落したことで、投資家はいまが押し目買いの好機なのかを考え始めているという。ダウ・ジョーンズが伝えた。著名ファンドマネジャーのキャシー・ウッド氏はそう判断したようだ。同氏が率いるアークインベストは月曜日に、運用する4本のETFでスペースX株を購入したことを日次取引報告で明らかにした。アークは約21万株を買い付けたが、月曜日終値ベースでそのポジション価値は3200万ドル超に相当する。

     しかし、アナリストは、スペースXの投資判断を「中立」でカバレッジ開始し、「より良い買い場を待つべきだ」と指摘している。目標株価は170ドルとしている。

     「現在の評価を正当化するには、極めて積極的な売上高およびEBITDA成長シナリオを前提としたプレミアム評価が必要となる。同社が事業展開する市場の一部はまだ十分に実証されておらず、将来の結果には大きな幅があると考えている」と指摘した。

     投資家はまた、AIデータセンターを宇宙空間に設置する構想を掲げる同社をどのように評価すべきかについても判断に苦慮している。アナリストは、通期ベースで黒字化するのは2028年になると予想。同社株は前日終値ベースで、2026年予想売上高の56倍という高い評価で取引されていた。

     ウォール街の一部では、AIブームが近く一服する可能性を懸念する声も出ている。巨大ハイパースケーラーが現在のペースで投資を継続するのは困難になる可能性があるため。また、FRBが年内に複数回の利上げを実施する可能性も懸念されている。金利上昇は将来の期待キャッシュフローの割引現在価値を押し下げるため、スペースXのような成長株にとっては特に逆風となる傾向がある。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース