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    2026年6月2日 22時53分

    マイクロチップが上昇 一部製品について選択的値上げの計画=米国株個別

    (NY時間09:49)(日本時間22:49)
    マイクロチップ<MCHP> 95.01(+3.49 +3.81%)

     半導体のマイクロチップ<MCHP>が上昇。前日引け後に、データセンターソリューション事業の売上高が2025年の暦年で3億270万ドルだったと発表したほか、2026年暦年の同事業の売上高は約5億ドルに達する見通しだと述べた。1-3月期(第4四半期)の同事業の売上高は63%増加した。

     AIやデータセンター向けの需要拡大が成長を支えているほか、原材料や部品コスト上昇への対応として、一部製品について選択的な値上げを実施する計画も明らかにした。ただし、今回の価格改定は4-6月期(第1四半期)の業績見通しや実績に影響を与えないとしている。

     市場では、データセンター関連事業の高成長見通しと価格決定力の維持が好感されているが、アナリストからは冷静な見方も出ている。

     「同社株の上昇はやや意外だ」と指摘。「データセンター事業の売上高見通しは、これまで会社側が示していた内容と概ね一致している」と述べている。その上で、「今回の株価上昇の主因はデータセンター事業ではなく、価格戦略に関する発表ではないか」と分析。

     「5月の決算説明会において、現時点では値上げを実施しないと明確に表明していた数少ないアナログ半導体メーカーの1社だった。そのため、今回の選択的な値上げ実施方針は投資家にとってポジティブサプライズになった可能性がある。市場では、データセンター需要の拡大よりも、価格決定力の回復や利益率改善余地が評価されている」との見方を示している。

    【企業概要】
     自動車・航空宇宙・防衛・通信・民生用機器・コンピューティング・IoTなど幅広い産業分野の半導体製品を開発・製造・販売する。小型・高性能・極低消費電力・幅広い電圧範囲での動作・ミックスドシグナル統合・開発の容易さなどの利点を備えたコスト効率の高い組み込み制御ソリューションを提供する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース