2026年1月26日 23時07分
今週はマグ7の決算がスタート 今年も継続すべきかの判断材料の1つに
今週はマグニフィセント7の決算がスタートする。今週はマイクロソフト<MSFT>、メタ<META>、テスラ<TSLA>、アップル<AAPL>が発表。投資家は過去3年間に渡りAI関連銘柄への投資で多くの利益を得てきたが、今回の決算は、こうした戦略を今年も継続すべきかどうかの判断材料の1つとなる。
これらの企業はAI開発に多額を投じており、その投資がいつ収益化されるのかに注目している。マグニフィセント7で構成される指数は10月に最高値で引け、その後は7社中5社の株価が下落し、S&P500のパフォーマンスを下回っている。アルファベット<GOOG><GOOGL>はその間に約20%上昇し、アマゾン<AMZN>もプラス圏にある。
投資家は現在、大手IT企業による巨額支出の恩恵を受ける銘柄に資金を振り向けている。メモリーおよびストレージメーカーのサンディスク<SNDK>は、マグニフィセント7指数が最高値を付けた後に一時130%超上昇した。マイクロン<MU>は76%、ウエスタンデジタル<WDC>は67%上昇。電力会社や発電機メーカーの株価も上昇し、経済成長の加速期待や割安なバリュエーションの魅力から素材関連も好調。
米大手銀の最高投資責任者(CIO)は「いまや大手IT企業は結果を見せてくれという段階に来ている」と述べている。「これらの企業が成果を出し続ければ、資金は再びIT・ハイテク大手に流れ込む」という。
これらの企業決算は、クラウドや電子機器、ソフトウエア、デジタル広告など、様々な業種の健全性を示す手掛かりとなる。これらの企業の第4四半期の利益は20%の伸びが見込まれるが、これは23年の早い時期以降では最も低い伸びとなっている。それもあって、巨額の設備投資がより大きな成果として表れ始めていることを示す必要がある。
「1-2%程度の上振れで、巨額の設備投資を続けることが許容される時代は終わった」との指摘も出ており、「成長加速を示し、明確に目標を上回る必要がある」という。
AIの成長が最も顕著に表れるのは、マイクロソフトのアジュールのようなクラウド事業と考えられている。企業顧客がAIモデルのトレーニングやサービス運用のためにコンピューティングパワーを求めており、需要は急増している。アジュールの売上高は7-9月(第1四半期)に39%増加し、需要が供給を上回る状態が示されていた。市場では、10-12月期(第2四半期)におけるアジュールの伸びを36%と予想している。
ただし、コンピューティング能力の拡張にはコストがかかり、マイクロソフト、アマゾン<AMZN>、アルファベット、メタの4社は26年、設備投資に総額約4750億ドルを費やすと予想されており、24年の2300億ドルから大幅増加する。こうした状況下で、投資家はそのリターンを見極めようとしている。
一方、投資家がマグニフィセント7への投資を避けようとしても、それは非常に難しい。なぜなら、S&P500に占める比重が圧倒的に大きいためだ。また、マグニフィセント7指数の株価収益率(PER)は、向こう1年間の予想ベースで28倍と、過去10年間の平均とほぼ一致しており、歴史的に見れば割高ではないとの指摘も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
これらの企業はAI開発に多額を投じており、その投資がいつ収益化されるのかに注目している。マグニフィセント7で構成される指数は10月に最高値で引け、その後は7社中5社の株価が下落し、S&P500のパフォーマンスを下回っている。アルファベット<GOOG><GOOGL>はその間に約20%上昇し、アマゾン<AMZN>もプラス圏にある。
投資家は現在、大手IT企業による巨額支出の恩恵を受ける銘柄に資金を振り向けている。メモリーおよびストレージメーカーのサンディスク<SNDK>は、マグニフィセント7指数が最高値を付けた後に一時130%超上昇した。マイクロン<MU>は76%、ウエスタンデジタル<WDC>は67%上昇。電力会社や発電機メーカーの株価も上昇し、経済成長の加速期待や割安なバリュエーションの魅力から素材関連も好調。
米大手銀の最高投資責任者(CIO)は「いまや大手IT企業は結果を見せてくれという段階に来ている」と述べている。「これらの企業が成果を出し続ければ、資金は再びIT・ハイテク大手に流れ込む」という。
これらの企業決算は、クラウドや電子機器、ソフトウエア、デジタル広告など、様々な業種の健全性を示す手掛かりとなる。これらの企業の第4四半期の利益は20%の伸びが見込まれるが、これは23年の早い時期以降では最も低い伸びとなっている。それもあって、巨額の設備投資がより大きな成果として表れ始めていることを示す必要がある。
「1-2%程度の上振れで、巨額の設備投資を続けることが許容される時代は終わった」との指摘も出ており、「成長加速を示し、明確に目標を上回る必要がある」という。
AIの成長が最も顕著に表れるのは、マイクロソフトのアジュールのようなクラウド事業と考えられている。企業顧客がAIモデルのトレーニングやサービス運用のためにコンピューティングパワーを求めており、需要は急増している。アジュールの売上高は7-9月(第1四半期)に39%増加し、需要が供給を上回る状態が示されていた。市場では、10-12月期(第2四半期)におけるアジュールの伸びを36%と予想している。
ただし、コンピューティング能力の拡張にはコストがかかり、マイクロソフト、アマゾン<AMZN>、アルファベット、メタの4社は26年、設備投資に総額約4750億ドルを費やすと予想されており、24年の2300億ドルから大幅増加する。こうした状況下で、投資家はそのリターンを見極めようとしている。
一方、投資家がマグニフィセント7への投資を避けようとしても、それは非常に難しい。なぜなら、S&P500に占める比重が圧倒的に大きいためだ。また、マグニフィセント7指数の株価収益率(PER)は、向こう1年間の予想ベースで28倍と、過去10年間の平均とほぼ一致しており、歴史的に見れば割高ではないとの指摘も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース