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    2025年12月31日 3時54分

    ウルトラジェニックスが反発 アナリストが26年にかけて反発の可能性があると指摘=米国株個別

    (NY時間13:54)(日本時間03:54)
    ウルトラジェニックス・ファーマ<RARE> 22.55(+2.83 +14.33%)

     前日急落したウルトラジェニックス・ファーマ<RARE>が反発。前日は希少疾患の骨形成不全症(OI)を対象にした「セトルスマブ」の第3フェーズ臨床試験「ORBIT」と「COSMIC」が主要評価項目を達成できなかったと発表したことが嫌気されていた。

     一部のアナリストからは後期開発段階のデータ更新を前に、同社株は2026年にかけて反発する可能性があると指摘。主要評価項目を達成できなかったことで株価は下落したものの、投資家が第3フェーズのアンジェルマン症候群の臨床試験の結果発表に向けてポジションを取る中で、2026年には株価が回復し得る」と述べた。

     また、同アナリストは「同社は27年の黒字化ガイダンスを維持しており、26年初めには費用削減策に関するガイダンスを示す予定だ」と強調している。

     骨形成不全症(OI)については、同社とメレオ・バイオファーマ<MREO>の双方が、患者ごとにデータを精査する方針を示しており、骨密度(BMD)と骨折発生率(AFR)との相関といった有効性シグナルの解釈や、社会的・行動的要因(いわゆるモラルハザード)の影響を明らかにできる可能性があるとしている。

     さらにFDAが最近、骨粗しょう症における代替評価項目としてBMDを認定した点に触れ、これが同社やメレオと当局との協議に影響を与える可能性があるとの見方を示した。

    【企業概要】
    *ウルトラジェニクス・ファーマ
     医療需要が高く、認定治療法が無い、重篤な稀少遺伝子疾患の治療に用いる医薬品の開発・商品化に取り組むバイオ医薬品会社。X連鎖性低リン血症および腫瘍性骨軟化症、ムコ多糖症VII型またはスライ症候群、長鎖脂肪酸酸化障害、ホモ接合性家族性高コレステロール血症の治療薬の市販承認製品を提供する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース