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    2025年12月31日 2時09分

    貴金属関連が反発 買い戻しの動き=米国株個別

    (NY時間12:09)(日本時間02:09)
    コー・マイニング<CDE> 18.50(+0.19 +1.04%)
    ヘクラ・マイニング<HL> 19.76(+0.56 +2.89%)
    ニューモント<NEM> 102.03(+2.22 +2.22%)

     貴金属関連株が反発。前日の銀先物は82ドル台で最高値更新した後に一気に70ドル付近まで急落するなど乱高下していた。本日は5年以上で最大となった1日の急落幅を一部回復。供給不足が続いていることから月間では上昇基調を維持している。

     銀、金は調整局面を挟みつつも、各国中銀からの旺盛な需要、ETFへの資金流入、FRBの利下げによる借入コスト低下が追い風となり、いずれも1979年以来の好調な年間パフォーマンスを達成する見通し。

     相場変動の拡大を受け、COMEXでは銀先物の証拠金率が引き上げられ、投機筋のポジション縮小圧力が強まった。一方、中国でも投機的需要が急増し、上海黄金取引所の銀先物で高水準の買いと過去最高のプレミアムが発生。中国唯一の純銀ファンドは新規顧客の受け入れを停止した。

     銀価格の急伸は、ETF流入やインド向け輸出で在庫が減少し、ロンドン市場でショートカバーが起きた直後に生じたもので、現在も米国の通商調査を見極める動きから在庫がニューヨークに滞留している。

     市場では、実際の金属不足や政策的制約、在庫集中が価格形成を左右し、銀市場の構造変化が進んでいるとの見方が広がっている。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース