バーＦＲＢ理事の発言が伝わり、「インフレが依然として目標を１％ポイント上回る状況にあり、追加利下げを検討する際には慎重な対応が必要になる」との見解を示した。

　「インフレが依然として約３％で推移していることを懸念している。われわれの目標は２％で、その水準に戻すことに全力を尽くしている」と発言。「よって、金融政策の運営については慎重かつ注意深く進める必要がある。２大責務の双方を確実に達成したい」と述べた。

　この日の９月分の米雇用統計については、「労働市場はやや冷え込みつつある」とし、失業率を安定させる均衡水準に近いペースで雇用が増加しているとの認識を示した。「全体として労働市場は概ね均衡しているが、新規雇用の純増ペースがかなり低い水準での均衡だ」と語った。


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