＊米消費者物価指数（CPI）（11月）22:30
結果　2.7％
予想　3.1％　前回　Ｎ/Ａ（前年比）
結果　2.6％
予想　3.0％　前回　Ｎ/Ａ（コア・前年比）

　この日発表の１１月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）は総合指数で前年比２．７％、コア指数で２．６％と予想外の伸び鈍化となった。ただ、市場はこの大きな下振れについて懐疑的に見ているようだ。来年の米金利見通しは２回の利下げで変化はない。

　ＦＯＭＣ委員は先日の金利見通し（ドット・プロット）で１回の利下げしか見込んでいなかったが、市場がすでにこれを上回る２回の利下げを織り込んでいたことが背景にあるという。

　今回は政府機関閉鎖の影響でデータの信頼性が通常より低い可能性は事前に指摘されていた。１０月分のデータの多くが収集できなかったうえ、１１月分も閉鎖の影響で収集が遅れた。そのため今回は前月比はない。

　月次の変化が公表されていないため、何がこの結果をもたらしたのか判断しにくい面があるようだ。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース