2025年12月19日 0時57分
米CPIを受けて3月利下げへの期待が強まる
トレーダーの間では、FRBが来月は政策金利を据え置くとの見方が優勢な一方、本日の米消費者物価指数(CPI)を受けて、3月利下げへの期待が強まっているという。短期金融市場では3月利下げの確率が約68%程度まで上昇している。
一部からは「全体的にインフレ圧力の著しい緩和が確認され、FOMCが雇用指標により重点的に対応する道が開かれた」との指摘も出ている。市場はFRBのハト派的な政策を織り込み、株式は上昇、利下げ観測の高まりとともに米国債利回りは低下している。
ただし、11月の米CPIはインフレ動向を測るうえで最適な指標とは言えない可能性も指摘されている。10月のデータが公表されなかったため、今回の報告には通常のCPIに含まれる全てのデータが揃っていない。
10月との比較データが欠けていることから、エコノミストの間では今回の結果をインフレ鈍化の始まりと断定することに慎重な見方も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
一部からは「全体的にインフレ圧力の著しい緩和が確認され、FOMCが雇用指標により重点的に対応する道が開かれた」との指摘も出ている。市場はFRBのハト派的な政策を織り込み、株式は上昇、利下げ観測の高まりとともに米国債利回りは低下している。
ただし、11月の米CPIはインフレ動向を測るうえで最適な指標とは言えない可能性も指摘されている。10月のデータが公表されなかったため、今回の報告には通常のCPIに含まれる全てのデータが揃っていない。
10月との比較データが欠けていることから、エコノミストの間では今回の結果をインフレ鈍化の始まりと断定することに慎重な見方も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース