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    2025年12月19日 5時20分

    前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

    ■Aバランス <3856>  553円 (-100円、-15.3%) ストップ安

     Abalance <3856> [東証S]がストップ安。17日の取引終了後、第三者委員会による調査結果報告書を発表しており、報告書のなかで調査した案件について「明確に意図的かつ組織的に行われた不正な会計処理(粉飾)であったと評価するのが妥当」としており、嫌気した売りが膨らんだ。同社は不適切な会計処理を理由に22年6月期第1四半期から24年6月期第1四半期に関する有価証券報告書などについて、2024年3月14日付で訂正報告書を提出しており、監査等委員会からは「誤謬」との評価を受けていたが、改めて過去の調査報告書に関する再調査を実施していた。そのほか、連結子会社のWWBが保有する太陽光発電所に関する減損及び申請書類に対する調査や関連当事者取引に関する調査も行われた。

    ■アサヒ <2502>  1,632.5円 (-99円、-5.7%)

     東証プライムの下落率5位。アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]が急落。17日取引終了後、英酒類大手ディアジオの東アフリカ事業を30億ドル(約4654億円)で買収すると発表した。ディアジオの傘下にある「Diageo Kenya」の株式100%と「UDV(Kenya)」の株式53.68%を取得する。Diageo Kenyaはケニア・ウガンダ・タンザニアで酒類事業を手掛ける「East African Breweries」の株式65%を保有している。将来的な収益貢献が期待される一方、買収による財務負担の増加を懸念する見方もあり、目先はこちらを意識した売りが先行したようだ。

    ■川重 <7012>  11,030円 (-520円、-4.5%)

     東証プライムの下落率9位。川崎重工業 <7012> [東証P]が大幅安で3日続落。毎日新聞が18日、「海上自衛隊の潜水艦用ディーゼルエンジンの燃費性能データを改ざんしたとして、防衛省は、製造元の川崎重工業を『指名停止』処分とする方向で最終調整に入った」と報じており、嫌気されたようだ。記事によると、指名停止期間は2.5ヵ月を軸に検討。違約金の算出も進めているもようだとしている。

    ■SBG <9984>  16,125円 (-630円、-3.8%)

     ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が大幅反落。前日17日の米国株市場では再びハイテク株への売り圧力が再び強まり、ナスダック総合株価指数は400ポイントを超える下げとなったほか、 半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3.8%安と大きく水準を切り下げた。そのなかオラクル <ORCL> は個別に5%を超える下げとなっており、ソフトバンクGの株価にも影響を与えていた。オラクルの株価下落については、同社がオープンAI向けに建設する大規模データセンターに関して連携ファンドが出資を行わないとの報道が嫌気された。AIへの過剰投資懸念が引き続きくすぶるなか、ソフトバンクGも押し目に買い向かう動きは限定的となっていた。

    ■ホンダ <7267>  1,543円 (-40円、-2.5%)

     本田技研工業 <7267> [東証P]が3日続落。半導体不足を背景に同社が日本と中国の工場において今月から来月にかけて減産に乗り出すことが明らかになった。業績面での悪影響を懸念した売りが膨らんだようだ。

    ※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

    株探ニュース