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    2025年8月7日 22時38分

    イーライリリーが大幅安 肥満経口薬の臨床試験の結果に失望感 決算は良好=米国株個別

    (NY時間09:38)(日本時間22:38)
    イーライリリー<LLY> 648.29(-98.08 -13.14%)

     イーライリリー<LLY>が大幅安。同社は取引開始前に決算を発表しているが、肥満薬の経口治験薬が後期の臨床試験で平均11%の体重減少を示したとも発表した。この結果は期待の下限にあたる水準で、市場では失望感に繋がっている模様。投資家の間では、ノボの肥満治療薬「ウィゴビー」と同等の効果があることを期待する声もあった。

     なお、4-6月期決算(第2四半期)については、1株利益が予想を上回ったほか、売上高も38%の増収となり、予想も上回った。肥満薬のゼップバウンドとマンジャロの販売増が貢献した。通期のガイダンスも公表し、売上高および1株利益の見通しを上方修正した。

     同社は声明で「増加する需要に対応するための生産能力拡大と、長期成長を支える研究開発投資を実施する」としている。なお、ガイダンスは現時点で有効な関税に基づいて推計
    しており、医薬品分野への関税を含む政策変更の影響は織り込んでいないとしている。

    (4-6月・第2四半期)
    ・1株利益(調整後):6.31ドル(予想:5.57ドル)
    ・売上高:155.6億ドル、38%増(予想:147.0億ドル)
      ・ゼップバウンド:33.8億ドル 46%増(予想:30.7億ドル)
      ・ベルゼニオ:14.9億ドル(予想:15.2億ドル)
      ・マンジャロ:52.0億ドル
    ・研究開発費:33.4億ドル(予想:32.0億ドル)

    (通期見通し)
    ・売上高:600~620億ドル(従来:580~610億ドル)(予想:600.7億ドル)
    ・1株利益(調整後):21.75~23.00ドル(従来:20.78~22.28ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース