（NY時間10:26）（日本時間23:26）
リビアン<RIVN>　11.77（-0.39　-3.17%）

　電気自動車（ＥＶ）のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が下落。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、売上高は予想を上回ったものの、ＥＢＩＴＤＡの赤字が予想以上だった。通期についてもＥＢＩＴＤＡの赤字見通しを下方修正している。

　同社は、トランプ関税および米国の環境規制の変更により損失が拡大する見通しを警告。マクドノーＣＦＯは「今年は粗利益ベースで損益分岐点に達する見込みだが、関税の影響で年後半には１台あたり数千ドルのコスト増が見込まれている」と述べた。

　アナリストは「通期のＥＢＩＴＤＡ見通しを下方修正したことで下半期のコンセンサス予想も引き下げられるだろう」と指摘。その結果、株価は下落する可能性があると見ているとも述べた。

（４－６月・第２四半期）
・１株損益（調整後）：0.80ドルの赤字（予想：0.63ドルの赤字）
・売上高：13.0億ドル　13％増（予想：12.8億ドル）
・EBITDA（調整後）：6.67億ドルの赤字（予想：4.93億ドルの赤字）
・生産台数：5979台（予想：7411台）
・車両納入台数：1万661台（予想：1万829台）
・FCF（調整後）：3.98億ドルの赤字（予想：5.01億ドルの赤字）

（通期見通し）
・EBITDA（調整後）：20.0～22.5億ドルの赤字（従来：17.0～19.0億ドルの赤字）（予想：18.0億ドルの赤字）
・設備投資：18.0～19.0億ドルを維持（予想：17.6億ドル）
・車両納入台数：4万～4万6000台を維持（予想：4万2914台）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース