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    2025年3月15日 1時50分

    米大手銀ストラテジスト、景気後退への懸念は今回の株安の要因ではない

     景気後退への懸念が、今週の米株式市場の急落の要因として挙げられているが、米大手銀のストラテジストは、要因は別にあると考えており、最も可能性が高いのはヘッジファンドで、特にエクイティ・クオンツのヘッジファンドとエクイティTMTセクターのヘッジファンドだという。

     月次のヘッジファンドの暫定データは、この2つのタイプのヘッジファンドの株式ベータが1月と比較して2月に大きく低下したことを示唆していると述べている。

     今週、米株式市場は打撃を受けた。S&P500は約3%下落し、2月に記録した最高値から10%以上下落し、一時調整局面に入っている。ナスダックも3%下落し、12月につけた最高値を12%以上下回り、4週連続の下落ペースとなっている。しかし、同ストラテジストによると、ここに明るい兆しが見えるかもしれないと指摘している。

     今回の評価が正しく、エクイティ・クオンツ・ヘッジファンドが一任運用のヘッジファンドよりも大きな役割を果たしたとすれば、最近の米株式市場の調整はエクイティ・クオンツ・ヘッジファンドのポジション調整によるところが大きく、ファンダメンタルズや一任運用のマネジャーが米景気後退リスクを再評価したことによる影響は小さいと思われると述べている。

     また、米国株ETFへの資金流入がこれまでのように続けば、現在の米国株の調整局面がほぼ収束する可能性が高いとも付け加えた。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


    株探ニュース