2025年2月7日 5時25分
ハーシーが決算受け上昇 カカオ価格が引き続き圧迫要因も値上げで対応=米国株個別
(NY時間15:21)(日本時間05:21)
ハーシー<HSY> 151.89(+5.97 +4.09%)
菓子メーカーのハーシー<HSY>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期は報酬と福利厚生費を削減したことにより、販促費を5.5%削減した。
通期の1株利益については予想を下回る見通しを示している。カカオのコストが引き続き圧迫要因となっているが、一方で値上げで売上高は少なくとも2%成長すると見込んだ。
ただ、ヴォスクイルCFOによると、同社は2025年までに必要なココアバター、ココアリカー、ココアパウダーを確保しており、西アフリカの港への到着量とその他の地域の生産量が昨年と比較して改善していることから、世界のカカオの物理的供給に懸念はないと述べている。
バックCEOは電話会議で「大規模なチョコレート部門の売上が伸びたのは主に値上げによるものだが、塩味スナックでは大規模な販促イベントを実施したため数量も増加した。2025年にメディアへの支出を増やし、販売を促進する計画だ」と述べた。
同CEOはまた、ココアの代替品に対する世界的な需要が高まっており、ココアバターの代替品に切り替えているところもあると指摘。「われわれも可能な限りそうしているが、私たちは消費者が何を支持するのかをかなり重視している」と述べている。
セルラー農法が短期間で成果を上げることに懐疑的だが、潜在的な ゲームチェンジャーになる可能性はあり、投資を集めているとも語った。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.69ドル(予想:2.36ドル)
・売上高:28.9億ドル 8.7%増(予想:28.4億ドル)
北米:23.5億ドル (予想:23.4億ドル)
北米塩味スナック:2.79億ドル(予想:2.65億ドル)
海外:2.55億ドル(予想:2.30億ドル)
・粗利益率(調整後):44.8%(予想:42.4%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.00~6.18ドル(予想:7.38ドル)
・売上高:2%以上増加(予想:1.8%増)
【企業概要】
ハーシーズ・キットカット等の多様なブランド名で、チョコレート・スイーツ・ガムやその他のスナック菓子類を製造・販売する。製品は、北米をはじめ、世界各地の食料品店・ドラッグストア・コンビニ・デパート等で販売される。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ハーシー<HSY> 151.89(+5.97 +4.09%)
菓子メーカーのハーシー<HSY>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期は報酬と福利厚生費を削減したことにより、販促費を5.5%削減した。
通期の1株利益については予想を下回る見通しを示している。カカオのコストが引き続き圧迫要因となっているが、一方で値上げで売上高は少なくとも2%成長すると見込んだ。
ただ、ヴォスクイルCFOによると、同社は2025年までに必要なココアバター、ココアリカー、ココアパウダーを確保しており、西アフリカの港への到着量とその他の地域の生産量が昨年と比較して改善していることから、世界のカカオの物理的供給に懸念はないと述べている。
バックCEOは電話会議で「大規模なチョコレート部門の売上が伸びたのは主に値上げによるものだが、塩味スナックでは大規模な販促イベントを実施したため数量も増加した。2025年にメディアへの支出を増やし、販売を促進する計画だ」と述べた。
同CEOはまた、ココアの代替品に対する世界的な需要が高まっており、ココアバターの代替品に切り替えているところもあると指摘。「われわれも可能な限りそうしているが、私たちは消費者が何を支持するのかをかなり重視している」と述べている。
セルラー農法が短期間で成果を上げることに懐疑的だが、潜在的な ゲームチェンジャーになる可能性はあり、投資を集めているとも語った。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):2.69ドル(予想:2.36ドル)
・売上高:28.9億ドル 8.7%増(予想:28.4億ドル)
北米:23.5億ドル (予想:23.4億ドル)
北米塩味スナック:2.79億ドル(予想:2.65億ドル)
海外:2.55億ドル(予想:2.30億ドル)
・粗利益率(調整後):44.8%(予想:42.4%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.00~6.18ドル(予想:7.38ドル)
・売上高:2%以上増加(予想:1.8%増)
【企業概要】
ハーシーズ・キットカット等の多様なブランド名で、チョコレート・スイーツ・ガムやその他のスナック菓子類を製造・販売する。製品は、北米をはじめ、世界各地の食料品店・ドラッグストア・コンビニ・デパート等で販売される。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース