（NY時間11:15）（日本時間00:15）
ディズニー<DIS>　86.20（-0.01　-0.01%）

　ディズニー<DIS>はリゾート事業の大規模な拡大の一環として、初の映画の悪役に特化したランドやカリフォルニアのアベンジャーズ・キャンパスの倍増など、テーマパークの新アトラクションを多数発表した。

　これらのプロジェクトは土曜日に、カリフォルニア州アナハイムで２年に１度開催される同社のファンクラブ・コンベンション「Ｄ２３」で発表された。

　フロリダのディズニー・ワールドのマジック・キングダムにヴィランズ専門のランドができる。そのスペースは、スター・ウォーズをテーマにした広大なランドとほぼ同じ大きさで、２つのアトラクションのほか、ショッピングや飲食も加わる。

　同じパーク内のフロンティアランドには、カーズをテーマにしたエリアがアップグレードされる。そこでは、山や間欠泉を通り抜け、大自然の中を進む乗り物もある。この２つのプロジェクトを合わせると、５３年の歴史を持つマジック・キングダムで過去最大の拡張となる。

　同社は消費者動向の悪化に伴うテーマパーク事業の減速にもかかわらず、野心的な計画を進めている。先週発表された決算では、近年の成長エンジンであったリゾートの減益が報告されていた。

　また、すでに開発中の４隻と現在航海中の５隻に加え、新たに４隻のクルーズ船の計画も発表。新クルーズ船は２０２７年から２０３１年の間に完成する予定。

　ただ、株価は横ばい。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース