2022年3月24日 22時50分
KBホームが決算受け下落 サプライチェーン悪化で予想下回る=米国株個別
住宅建設のKBホーム<KBH>が下落。前日引け後に12-2月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回る弱い内容となった。原材料や人材確保などサプライチェーン問題を背景に挙げている。
建設業界はここ数カ月に渡ってサプライチェーン問題で足止めを食らっている。そのような中で、最近の住宅ローン金利の急上昇で、新築住宅への需要が冷え込むという懸念が高まっている。
アナリストからは、「投資家心理がすでに非常に悪化しており、これまで販売件数を抑制してきたいくつかの課題が改善されないという事実は、確かに助けにならない」とのコメントも聞かれ、また、別のアナリストからは、「今回の弱い決算は、予想以上の販売件数の未達が原因。納期の遅れはサプライチェーンの悪化によるものだが、それ以外は受注件数は予想を上回り、堅調な四半期だったとも言える」との見方も聞かれた。
(12-2月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.47ドル(予想:1.54ドル)
・売上高:14.0億ドル(予想:14.9億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):22.4%(予想:22.4%)
・引き渡し件数:2868戸(予想:3168戸)
・受注件数:4210戸(予想:4024戸)
・受注残:1万1886戸(予想:1万1400戸)
・受注残高:57.1億ドル
・平均販売価格:4900万ドル(予想:4700万ドル)
(通期見通し)
・平均販売価格:4900~5000万ドル(従来:4800~4900万ドル)
・住宅販売:72~76億ドル
(NY時間09:36)
KBホーム<KBH> 33.70(-2.33 -6.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
建設業界はここ数カ月に渡ってサプライチェーン問題で足止めを食らっている。そのような中で、最近の住宅ローン金利の急上昇で、新築住宅への需要が冷え込むという懸念が高まっている。
アナリストからは、「投資家心理がすでに非常に悪化しており、これまで販売件数を抑制してきたいくつかの課題が改善されないという事実は、確かに助けにならない」とのコメントも聞かれ、また、別のアナリストからは、「今回の弱い決算は、予想以上の販売件数の未達が原因。納期の遅れはサプライチェーンの悪化によるものだが、それ以外は受注件数は予想を上回り、堅調な四半期だったとも言える」との見方も聞かれた。
(12-2月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.47ドル(予想:1.54ドル)
・売上高:14.0億ドル(予想:14.9億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):22.4%(予想:22.4%)
・引き渡し件数:2868戸(予想:3168戸)
・受注件数:4210戸(予想:4024戸)
・受注残:1万1886戸(予想:1万1400戸)
・受注残高:57.1億ドル
・平均販売価格:4900万ドル(予想:4700万ドル)
(通期見通し)
・平均販売価格:4900~5000万ドル(従来:4800~4900万ドル)
・住宅販売:72~76億ドル
(NY時間09:36)
KBホーム<KBH> 33.70(-2.33 -6.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美