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    2022年2月18日 0時41分

    ウォルマートが決算受け上昇 今年度も明るい見通し示す=米国株個別

     ウォルマート<WMT>が取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。一方、米既存店売上高は予想範囲内となった。今年度の通期見通しについても、持続的なコスト圧力と消費者心理の悪化にもかかわらず、米既存店売上高は3%を若干上回るとし、予想を上回る明るい見通しを示している。

     インフレ上昇で買い物客が掘り出し物を探すようになったため、より多くの顧客を獲得しようと競い合っている。しかし、商品、輸送、労働にかかるコスト上昇は収益性を脅かす要因となっており、仕入れ価格の上昇分をどれだけ消費者に転嫁できるかがポイントとなっている。

     同社が注目する米eコマースの売上高は1%の伸びと予想を下回った。オンラインでの売上高はパンデミックによる閉鎖期間中に大幅に増加したが、買い物客が店舗に戻るにつれ、需要が減速している。eコマース事業の強化のために同社は昨年、アマゾン<AMZN>に対抗して、オンライン定額制サービス「ウォルマート+」を開始した。ただ、同社はこの施策の成果についてほとんど語らず、その重要性さえも軽視しているようだ。

    (11-1月・第4四半期)
    ・米既存店売上高:6.3%(予想:6.3%)
      ウォルマート:5.6%(予想:5.5%)
      サムズクラブ:10.4%(予想:9.8%)
    ・1株利益(調整後):1.53ドル(予想:1.51ドル)
    ・売上高:1528.7億ドル(予想:1516.7億ドル)
    ・米eコマース:1.0%増(予想:2.2%増)

    ・粗利益率:24.4%(予想:23.6%)

    (通期見通し)
    ・米既存店売上高:3%を若干上回る(予想:2.7%)
    ・売上高:約3%増
    ・1株利益:1桁台半ば

    (NY時間10:27)
    ウォルマート<WMT> 136.54(+3.01 +2.25%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美