医薬品のアッヴィ<ABBV>が上昇。取引開始前に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、１株利益は予想を上回った。四半期配当も１株１．４１ドルに増配した。第４四半期の１株利益についても上方修正している。

　買収したアラガンの、しわ取り薬「ボトックス」が売上高を押し上げた。乾癬治療薬「スカイリジ」とリウマチ薬「リンボック」もアナリストの期待を上回った。ボトックスは非常に明るい材料で、売上高を２０億ドル押し上げる期待もあるという。また、今後数カ月でリンボックの明確性が高まれば株式にとっては明るい材料になるとの声も出ている。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：3.33ドル（予想：3.22ドル）
・売上高：143.4億ドル（予想：143.0億ドル）
　　ヒュミラ：54.3億ドル（予想：52.6億ドル）
　　イムブルビカ：13.7億ドル（予想：14.4億ドル）
・粗利益率（調整後）：83.2％（予想：82.9％）
・営業利益率（調整後）：51.1％（予想：50.1％）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：12.63～12.67ドル（従来：12.52～12.62ドル）（予想：12.57ドル）

（NY時間10:16）
アッヴィ<ABBV>　113.68（+4.01　+3.65%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美