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    2025年3月21日 4時10分

    個人投資家、異例の弱気姿勢=米国株

     米個人投資家協会が今週実施したアンケート調査では、個人投資家の今後6カ月間の株式見通しについて、楽観的な見方はやや増加したものの過去平均は下回った。これは過去12週のうち10回目。

     市場に対する強気な見方は先週の19.1%から21.6%に上昇した一方、歴史的な平均値である37.5%は大きく下回った。弱気な見方は59.2%から58.1%に低下したものの、過去18週のうち16週で過去平均の31.0%を上回った。また、回答者の大半は、株価の見通しについて中立的であった。

     今回の調査は、1980年代後半から続く同協会の歴史上初めて、メインストリートの投資家の弱気比率が4週連続で57%を上回った。

     特別な質問への回答では、調査対象者のほぼ4分の3が、今年景気後退が起こる可能性が高いか、起こらないよりも起こる可能性が高いと答えている。50.4%が景気後退の可能性が「通常よりも高い」、さらに21.7%が「可能性が高い」と答えた。

     景気後退の可能性について「予想以上でも以下でもない」と答えたのは5人に1人以下の18%で、景気後退の可能性は低いと答えたのは僅か9.7%だった。

    株探ニュース