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    2025年3月12日 1時27分

    米景気後退の確率引き上げも、押し目買いの準備を整えるべき=米国株

    NY株式11日(NY時間12:26)(日本時間01:26)
    ダウ平均   41404.35(-507.36 -1.21%)
    ナスダック   17424.79(-43.53 -0.25%)
    CME日経平均先物 36250(大証終比:-510 -1.40%)

     米大手資産運用会社のマルチアセット戦略チームは、米経済がリセッション(景気後退)に陥る確率を15%から20%に引き上げた一方、押し目買いの準備を整えるべきとも述べている。

     トランプ関税や連邦職員の大量解雇で、市場では米景気悪化懸念が強まっている。しかし、リスクプレミアムは急上昇したが、クレジット市場はまだ底割れしておらず、経済指標もいまのところは景気拡大継続を示唆している。

     リセッションへの不安は深まったが、相場が下落しているのはバリュエーションが高い、つまり投機的な資産だという。米経済はなんとか切り抜けるとの確信から、S&P500が5500を割り込んだら、IT・ハイテク株と金融株に買いを入れるチャンスだと推奨。

     「現在の売り浴びせがもう少し続く可能性は十分にあるが、だからといって逃げ出すのではない。クレジット市場から伝わるのはどちらかというと、経済が問題なく推移しているというメッセージだ。金利や株価だけを見ている場合に受ける印象とは対照的だ」と説明した。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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