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    2025年11月4日 22時34分

    投資家バーリ氏、再びAI関連株に対して弱気のポジション エヌビディアのプットを大量購入

     エヌビディア<NVDA>が下落。「ビッグ・ショート」で知られる投資家バーリ氏が再びAI関連株に対して弱気のポジションを取っている。バロンズが伝えた。

     米証券取引委員会(SEC)への9月30日までの四半期報告によると、バーリ氏率いるスカイオン・アセット・マネジメントはエヌビディア株に対する建玉で総額1億8700万ドル分のプットオプション(売る権利)を購入したことが明らかとなった。

     また、同社はパランティア<PLTR>に対しても総額9億1200万ドル分のプットオプションを保有し、この2つのポジションでポートフォリオ全体の約80%を占める。

     なお、運用報告書は四半期末から45日以内に提出されるため、同社が現在もポジションを保有しているか、どの程度の利益・損失が出ているかは不明。プットオプションの購入コストは名目額よりもはるかに小さいと見られる。

     バーリ氏がAIブームに懐疑的な姿勢を示すのはこれが初めてではない。2023年にも、エヌビディアを主要構成銘柄に含むiシェアーズ半導体ETFに対してプットポジションを取っており、その後に同ETFは大きく上昇している。

     なお、バーリ氏は2007年のサブプライム危機前に住宅市場の崩壊を予見し空売りしたことで知られ、映画「マネー・ショート」で俳優クリスチャン・ベールが彼を演じたことで一躍有名になった。

    株探ニュース