2025年10月9日 21時56分
ダウ先物は小動き 最高値更新も方向感に欠ける展開=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:42)(日本時間21:42)
ダウ先物 46845(-22.00 -0.05%)
S&P500 6801.75(+0.50 +0.01%)
ナスダック100先物 25320.75(-10.25 -0.04%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動きに終始している。前日の取引でS&P500は最高値を更新したものの、その後は方向感に欠ける展開となっている。
S&P500は過去9営業日のうち8日で上昇。IT・ハイテク株もAI相場への先行き不透明感は指摘されているものの、来週以降の決算を待ちたい雰囲気も強い。米政府機関の閉鎖は9日目に入り、依然として出口が見えない状況。米経済指標の発表もなく、投資家は手掛かりを失う中、上値追いにも慎重になっている模様。一方、上値期待に変化はなく、下押す動きも限定的といった状況。
「先行きには楽観的な要素もあるが、短期的にはボラティリティの高まりがあってもおかしくはない。ボラティリティが高り、株価が調整すれば、待機資金が市場に戻ってくる可能性がある」とのコメントも聞かれる。
前日はFOMC議事録が発表になったが、将来の利下げペースを巡って意見が分かれていたことが示されていた。労働市場の軟化は認めたものの、雇用の大幅減は観測されていないとし、利下げを急ぐ必要はなく、一部の委員からは据え置きの声も出ていたようだ。
市場からは利下げに慎重姿勢を示したとの見方も出ていたが、本日もFOMC委員の発言が複数予定されており、注目される。
デルタ航空<DAL>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益およびフリーキャッシュフロー(FCF)の見通しを上方修正した。レジャー客によるプレミアム座席への支出増加と法人の回復が要因。
フェラーリ<RACE>が時間外のNY市場で大幅安。この日開催した投資家説明会を嫌気している模様。同社は中期計画の中で示した2030年見通しが市場の想定を下回り、保守的と見られている模様。2030年のEBIT見通しが27.5億ユーロ以上と予想を下回った。
産銅のフリーポート・マクモラン<FCX>が時間外で上昇。コモディティ市場で銅価格が上昇しており、同社株も連れ高となっている模様。中国勢が国慶節の大型連休から復帰し、買い戻しが入っているほか、供給懸念もあり銅価格は上昇。
会員制倉庫型スーパーのコストコ<COST>が時間外で上昇。前日引け後に9月の既存店売上高を公表し、全体が前年比5.7%増と予想を上回ったことが好感されている。来店客数、客単価ともに増加したことが奏功。
MPマテリアルズ<MP>やエナジー・フュエルズ<UUUU>などレアアース関連が時間外で上昇。今月の米中首脳会談を前に、中国がレアアースの輸出規制を拡大した。
(NY時間08:52)(日本時間21:52)時間外
デルタ航空<DAL> 61.40(+4.28 +7.49%)
フェラーリ<RACE> 420.00(-59.21 -12.36%)
フリーポート<FCX> 44.76(+1.91 +4.46%)
コストコ<COST> 926.50(+11.70 +1.28%)
MPマテリアルズ<MP> 73.79(+3.20 +4.53%)
エナジー・フュエルズ<UUUU> 18.87(+0.87 +4.83%)
アップル<AAPL> 257.10(-0.96 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 523.51(-1.34 -0.26%)
アマゾン<AMZN> 224.70(-0.52 -0.23%)
アルファベットC<GOOG> 246.35(+0.89 +0.36%)
アルファベットA<GOOGL> 245.53(+0.91 +0.37%)
テスラ<TSLA> 432.79(-5.90 -1.34%)
メタ<META> 717.60(-0.24 -0.03%)
エヌビディア<NVDA> 192.65(+3.54 +1.87%)
AMD<AMD> 238.30(+2.74 +1.16%)
イーライリリー<LLY> 851.00(+5.28 +0.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 46845(-22.00 -0.05%)
S&P500 6801.75(+0.50 +0.01%)
ナスダック100先物 25320.75(-10.25 -0.04%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動きに終始している。前日の取引でS&P500は最高値を更新したものの、その後は方向感に欠ける展開となっている。
S&P500は過去9営業日のうち8日で上昇。IT・ハイテク株もAI相場への先行き不透明感は指摘されているものの、来週以降の決算を待ちたい雰囲気も強い。米政府機関の閉鎖は9日目に入り、依然として出口が見えない状況。米経済指標の発表もなく、投資家は手掛かりを失う中、上値追いにも慎重になっている模様。一方、上値期待に変化はなく、下押す動きも限定的といった状況。
「先行きには楽観的な要素もあるが、短期的にはボラティリティの高まりがあってもおかしくはない。ボラティリティが高り、株価が調整すれば、待機資金が市場に戻ってくる可能性がある」とのコメントも聞かれる。
前日はFOMC議事録が発表になったが、将来の利下げペースを巡って意見が分かれていたことが示されていた。労働市場の軟化は認めたものの、雇用の大幅減は観測されていないとし、利下げを急ぐ必要はなく、一部の委員からは据え置きの声も出ていたようだ。
市場からは利下げに慎重姿勢を示したとの見方も出ていたが、本日もFOMC委員の発言が複数予定されており、注目される。
デルタ航空<DAL>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益およびフリーキャッシュフロー(FCF)の見通しを上方修正した。レジャー客によるプレミアム座席への支出増加と法人の回復が要因。
フェラーリ<RACE>が時間外のNY市場で大幅安。この日開催した投資家説明会を嫌気している模様。同社は中期計画の中で示した2030年見通しが市場の想定を下回り、保守的と見られている模様。2030年のEBIT見通しが27.5億ユーロ以上と予想を下回った。
産銅のフリーポート・マクモラン<FCX>が時間外で上昇。コモディティ市場で銅価格が上昇しており、同社株も連れ高となっている模様。中国勢が国慶節の大型連休から復帰し、買い戻しが入っているほか、供給懸念もあり銅価格は上昇。
会員制倉庫型スーパーのコストコ<COST>が時間外で上昇。前日引け後に9月の既存店売上高を公表し、全体が前年比5.7%増と予想を上回ったことが好感されている。来店客数、客単価ともに増加したことが奏功。
MPマテリアルズ<MP>やエナジー・フュエルズ<UUUU>などレアアース関連が時間外で上昇。今月の米中首脳会談を前に、中国がレアアースの輸出規制を拡大した。
(NY時間08:52)(日本時間21:52)時間外
デルタ航空<DAL> 61.40(+4.28 +7.49%)
フェラーリ<RACE> 420.00(-59.21 -12.36%)
フリーポート<FCX> 44.76(+1.91 +4.46%)
コストコ<COST> 926.50(+11.70 +1.28%)
MPマテリアルズ<MP> 73.79(+3.20 +4.53%)
エナジー・フュエルズ<UUUU> 18.87(+0.87 +4.83%)
アップル<AAPL> 257.10(-0.96 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 523.51(-1.34 -0.26%)
アマゾン<AMZN> 224.70(-0.52 -0.23%)
アルファベットC<GOOG> 246.35(+0.89 +0.36%)
アルファベットA<GOOGL> 245.53(+0.91 +0.37%)
テスラ<TSLA> 432.79(-5.90 -1.34%)
メタ<META> 717.60(-0.24 -0.03%)
エヌビディア<NVDA> 192.65(+3.54 +1.87%)
AMD<AMD> 238.30(+2.74 +1.16%)
イーライリリー<LLY> 851.00(+5.28 +0.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース