（NY時間09:46）（日本時間22:46）
エナンタ・ファーマENTA＞　7.60（-0.30　-3.80%）

　バイオテクノロジーのエナンタ・ファーマ<ENTA>が下落。取引開始前に高リスク成人を対象としたＲＳウイルス（ＲＳＶ）治療薬「ゼリカパビル」の臨床試験（第２ｂフェース）結果を公表し、主要評価項目を達成できなかった。

　下気道疾患に関連する４つの症状が軽度まで改善するまでの期間において有意な効果は認められなかったとしている。
　一方、副次的目標である、患者自身による重症度印象スコア（ＰＧＩＳ）の改善までの時間では目標を達成したとしている。その他の副次的有効性評価でもウイルス学的指標において強い抗ウイルス効果が確認されたとしている。

【企業概要】
　ウイルスと免疫分野を対象とする経口薬の創製に取り組む臨床段階のバイオテクノロジー会社。C型肝炎ウイルスによる慢性感染症の併用療法を他社と共同で開発し提供する。RSウイルス・B型肝炎ウイルス・COVID-19を対象とした臨床試験を進めるほか、アトピー性皮膚炎・蕁麻疹などの治療法も研究開発する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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