2025年11月3日 23時57分
ケンビューが大幅高 キンバリー・クラークが同社買収で合意=米国株個別
(NY時間09:55)(日本時間23:55)
ケンビュー<KVUE> 16.79(+2.42 +16.84%)
キンバリー・クラーク<KMB> 104.89(-14.82 -12.38%)
コンシューマーヘルス製品のケンビュー<KVUE>が大幅高。同社はジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ>のコンシューマーヘルス部門が分離独立して誕生。同業のキンバリー・クラーク<KMB>が同社を約487億ドルで買収で合意したと伝わった。現金と株式交換での買収。
ケンビューの株主は1株3.50ドルの現金およびキンバリー株0.14625株を受け取る。先週末終値での計算で1株21.01ドル相当。マルチプルでは、ケンビューの直近12カ月のEBITDAの約14.3倍、予想シナジー効果(21億ドル)を織り込むと8.8倍になるという。シナジー効果の内訳はコストが19億ドル、増益効果が5億ドル。そこから再投資分の3億ドルを差し引く。コスト削減効果は取引完了後3年以内、増益は4年以内に反映予定。今回の買収は完了後2年以降1株利益に寄与する見通しだとしている。
新会社の持株比率はキンバリー・クラークの株主54%、ケンビューの株主46%となる。経営陣はキンバリー・クラークのスーCEOが会長兼CEOに就任。ケンビュー取締役3名がキンバリー・クラーク取締役会に参加する。引完了は2026年下半期の意向。
【企業概要】
*ケンビュー
コンシューマーヘルス製品の研究開発・製造・販売に従事する。疼痛・アレルギーなどに対するセルフケアや、スキンケア・美容、およびオーラルケア、ベビーケア、創傷ケア用のブランド製品を、eコマース・消費者向け直販チャネル・小売店・販売店を通じて、世界の消費者に販売する。
*キンバリー・クラーク
繊維・不織布・吸水性に関する技術を用い、天然繊維・合成繊維や素材から作られた製品を製造し、世界で販売する。紙おむつ・ベビー用おしりふき・生理用品・失禁ケア用品等のパーソナルケア製品や、ティッシュ・ペーパータオル・ナプキン等のコンシューマーティッシュ製品、タオル・石鹸やその他製品を提供。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ケンビュー<KVUE> 16.79(+2.42 +16.84%)
キンバリー・クラーク<KMB> 104.89(-14.82 -12.38%)
コンシューマーヘルス製品のケンビュー<KVUE>が大幅高。同社はジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ>のコンシューマーヘルス部門が分離独立して誕生。同業のキンバリー・クラーク<KMB>が同社を約487億ドルで買収で合意したと伝わった。現金と株式交換での買収。
ケンビューの株主は1株3.50ドルの現金およびキンバリー株0.14625株を受け取る。先週末終値での計算で1株21.01ドル相当。マルチプルでは、ケンビューの直近12カ月のEBITDAの約14.3倍、予想シナジー効果(21億ドル)を織り込むと8.8倍になるという。シナジー効果の内訳はコストが19億ドル、増益効果が5億ドル。そこから再投資分の3億ドルを差し引く。コスト削減効果は取引完了後3年以内、増益は4年以内に反映予定。今回の買収は完了後2年以降1株利益に寄与する見通しだとしている。
新会社の持株比率はキンバリー・クラークの株主54%、ケンビューの株主46%となる。経営陣はキンバリー・クラークのスーCEOが会長兼CEOに就任。ケンビュー取締役3名がキンバリー・クラーク取締役会に参加する。引完了は2026年下半期の意向。
【企業概要】
*ケンビュー
コンシューマーヘルス製品の研究開発・製造・販売に従事する。疼痛・アレルギーなどに対するセルフケアや、スキンケア・美容、およびオーラルケア、ベビーケア、創傷ケア用のブランド製品を、eコマース・消費者向け直販チャネル・小売店・販売店を通じて、世界の消費者に販売する。
*キンバリー・クラーク
繊維・不織布・吸水性に関する技術を用い、天然繊維・合成繊維や素材から作られた製品を製造し、世界で販売する。紙おむつ・ベビー用おしりふき・生理用品・失禁ケア用品等のパーソナルケア製品や、ティッシュ・ペーパータオル・ナプキン等のコンシューマーティッシュ製品、タオル・石鹸やその他製品を提供。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース