（NY時間10:41）（日本時間23:41）
インテュイティブ・サージカル<ISRG>　505.69（+26.95　+5.63%）

　手術ロボットのダヴィンチを手掛けるインテュイティブ・サージカル<ISRG>が上昇。１株利益、売上高とも予想を上回った。世界の手術件数やダヴィンチ外科手術システムの導入台数も予想を上回っている。

　通期のガイダンスでは粗利益率の見通しは下方修正したものの、世界の手術件数は上方修正した。粗利益率については関税の影響を理由に挙げている。

　ただ、アナリストは関税の逆風を管理可能なものと見ており、今回のガイダンスは予想よりも良いと指摘した。「関税関連の粗利益率の見通し引き下げは少しがっかりだが、この逆風は一時的なものと見られ、同社は本質的に最悪のケースを想定したシナリオを組み込んでいる」と述べた。

（１－３月・第１四半期）
・１株利益（調整後）：1.81ドル（予想：1.72ドル）
・売上高：22.5億ドル　19％増（予想：21.9億ドル）
　　機器・アクセサリー：13.7億ドル（予想：13.4億ドル） 　　システム：5.23億ドル（予想：4.90億ドル）
　　サービス：3.63億ドル（予想：3.57億ドル）
・世界の手術件数：17％増（予想：14.7％増）
・外科手術システムの販売台数：367台（予想：375台）
・ダヴィンチ外科手術システム導入台数：1万189台（予想：1万220台）

（通期見通し）
・粗利益率：65.0?66.5％（従来：67?68％）（予想：67.6％）
・世界の手術件数：15?17％増（従来：13?16％増）（予想：15.1％増）

【企業概要】
　患者の体への負担が少ない低侵襲治療・手術支援ロボット技術を開発し、米国内外の医療機関に、一般外科・泌尿器科・婦人科・心臓胸部・頭頸部の専門分野で幅広い外科手術を実行できるように設計されたダヴィンチ外科手術システム、低侵襲末梢肺生検のためのロボット支援気管支鏡プラットフォームを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース