2026年9月1日 22時55分
中国のEUV国産化、10年以内は困難との指摘
欧州大手銀のアナリストは、中国が今後10年以内に、オランダの半導体製造装置大手ASML<ASML>が誇る最先端の極端紫外線(EUV)露光装置に対抗し得る技術を確立する可能性は低いとの分析を明らかにした。米国主導の輸出規制が影を落とし、最先端領域におけるASMLの独占的優位は当面揺らがないとの見解を示している。
アナリスト率いる調査チームは、特許動向などの詳細な分析に基づき、現在の中国におけるEUV技術の成熟度を「ASMLが2004年ごろに位置していた段階と同等」と指摘。同社がEUV装置の本格的な量産を開始する約15年前のレベルに相当するという。
中国政府は半導体産業の完全な自給自足を目指し、莫大な国家資金を投入して国産化を急いでいる。しかし、米国による先端技術の輸出規制が最大の障壁となっている。
ASMLはエヌビディア<NVDA>向けの最先端半導体の生産などに不可欠とされるEUV装置を世界で唯一供給できる企業だが、規制により中国への輸出は厳しく禁止されている。
同アナリストは、仮に中国国産の露光装置が登場したとしても、歩留まりや処理能力などの性能面でASML製との隔たりは大きく、国外市場で広く普及する可能性は極めて低いと結論付けた。
一方、EUVより1世代前に当たる液浸型深紫外線(DUV)露光装置については、中国が今後2-5年以内に量産体制を整える可能性があるとの予測も示した。
1台当たり2億ドルを超える最先端EUVに対し、液浸DUVの販売価格は約9000万ドルとされる。汎用半導体の製造領域では国産化が進むものの、最先端領域においては少なくとも今後10年間に渡りASMLの優位性が維持される見通しだという。
株探ニュース
アナリスト率いる調査チームは、特許動向などの詳細な分析に基づき、現在の中国におけるEUV技術の成熟度を「ASMLが2004年ごろに位置していた段階と同等」と指摘。同社がEUV装置の本格的な量産を開始する約15年前のレベルに相当するという。
中国政府は半導体産業の完全な自給自足を目指し、莫大な国家資金を投入して国産化を急いでいる。しかし、米国による先端技術の輸出規制が最大の障壁となっている。
ASMLはエヌビディア<NVDA>向けの最先端半導体の生産などに不可欠とされるEUV装置を世界で唯一供給できる企業だが、規制により中国への輸出は厳しく禁止されている。
同アナリストは、仮に中国国産の露光装置が登場したとしても、歩留まりや処理能力などの性能面でASML製との隔たりは大きく、国外市場で広く普及する可能性は極めて低いと結論付けた。
一方、EUVより1世代前に当たる液浸型深紫外線(DUV)露光装置については、中国が今後2-5年以内に量産体制を整える可能性があるとの予測も示した。
1台当たり2億ドルを超える最先端EUVに対し、液浸DUVの販売価格は約9000万ドルとされる。汎用半導体の製造領域では国産化が進むものの、最先端領域においては少なくとも今後10年間に渡りASMLの優位性が維持される見通しだという。
株探ニュース