（NY時間10:23）（日本時間00:23）
イーベイ<EBAY>　62.96（-6.18　-8.94%）

　ｅコマースのイーベイ<EBAY>が下落。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、１株利益が予想を上回った。総取扱高（ＧＭＶ）も予想を上回っている。

　ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスも公表し、予想を下回る第１四半期の売上高見通しを示したことが嫌気されている。それについてイアンノーネＣＥＯは「ドイツと英国での需要低迷が響いている」と説明した。

　同ＣＥＯはまた、「トランプ関税を相殺するお買い得品を探している顧客にアピールするため、中古品を重視している」と述べた。中古品の売り上げは新品よりも伸びており、現在では売上高の約４０％を占めているという。

　同社は市場シェア低下に歯止めをかけるため、自動車部品や高級品、コレクターズアイテムなどニッチなカテゴリーにも重点的に取り組んでいる。なお、四半期配当を１株０．２９ドルに増配することも公表した。

（１０－１２月・第４四半期）
・１株利益（調整後）：1.25ドル（予想：1.20ドル）
・売上高：25.8億ドル（予想：25.8億ドル）
・アクティブ・バイヤー：1.34億人（予想：1.33億人）
・総取扱高（GMV）：193.2億ドル（予想：190.7億ドル）
　　米国：90.4億ドル（予想：90.5億ドル）
　　海外：102.8億ドル（予想：100.3億ドル）
・FCF：5.60億ドル（予想：6.09億ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・１株利益（調整後）：1.32～1.36ドル（予想：1.33ドル）
・売上高：25.2～25.6億ドル（予想：26.0億ドル）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース