2025年7月25日 3時43分
アメリカン航空、決算受け下落 通期の1株損益は赤字の可能性も見込む=米国株個別
(NY時間14:43)(日本時間03:43)
アメリカン航空<AAL> 11.66(-1.02 -8.04%)
アメリカン航空<AAL>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。通期のガイダンスを復活させており、1株損益は赤字の可能性も見込んだ。予想は黒字。需要低迷の継続を受けて利益見通しを下方修正しおり、今回の決算は米旅行業界の回復に疑問を投げ掛ける形となった。
アイソムCEOはインタビューで「7月は国内消費の低調さを受けて厳しい状況となっている。消費者は引き続き経済を巡る不確実性に直面している」と指摘した。今年残りの期間については、需給バランスが有利な方向に傾くとの見通しも示した。一方、法人需要については横ばいが続いていると指摘。同社は他社に比べて国内需要の依存度が高い。
アナリストは「全体的に見ると、第2四半期の好調な結果が、第3四半期の弱い見通しにかき消されており、通期見通しの再提示も予想とほぼ一致する内容に留まっている」と述べている。また、「同社は過去にも決算で予想を上回ることが多かったが、不透明な見通しが株価に圧力をかけることがある」とも述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.95ドル(予想:0.75ドル)
・売上高:143.9億ドル 0.4%増(予想:143.0億ドル)
旅客:131.2億ドル 0.6%減(予想:131.1億ドル)
・有効座席マイル(ASM):776.4億マイル(予想:774.4億マイル)
・有償旅客マイル(RPM):657.6億マイル(予想:662.3億マイル)
・搭乗率:84.7%(予想:85.6%)
・座席マイル単価(CASM):17.08セント
・有償座席マイル収入(PRASM):16.9セント
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株損益(調整後):0.10~0.60ドルの赤字
・輸送容量:約2~3%増
・座席マイル単価(CASM):約2.5~4.5%増
(通期見通し)
・1株損益(調整後):0.20ドルの赤字~0.80ドルの黒字(予想:0.72ドルの黒字)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
アメリカン航空<AAL> 11.66(-1.02 -8.04%)
アメリカン航空<AAL>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。通期のガイダンスを復活させており、1株損益は赤字の可能性も見込んだ。予想は黒字。需要低迷の継続を受けて利益見通しを下方修正しおり、今回の決算は米旅行業界の回復に疑問を投げ掛ける形となった。
アイソムCEOはインタビューで「7月は国内消費の低調さを受けて厳しい状況となっている。消費者は引き続き経済を巡る不確実性に直面している」と指摘した。今年残りの期間については、需給バランスが有利な方向に傾くとの見通しも示した。一方、法人需要については横ばいが続いていると指摘。同社は他社に比べて国内需要の依存度が高い。
アナリストは「全体的に見ると、第2四半期の好調な結果が、第3四半期の弱い見通しにかき消されており、通期見通しの再提示も予想とほぼ一致する内容に留まっている」と述べている。また、「同社は過去にも決算で予想を上回ることが多かったが、不透明な見通しが株価に圧力をかけることがある」とも述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.95ドル(予想:0.75ドル)
・売上高:143.9億ドル 0.4%増(予想:143.0億ドル)
旅客:131.2億ドル 0.6%減(予想:131.1億ドル)
・有効座席マイル(ASM):776.4億マイル(予想:774.4億マイル)
・有償旅客マイル(RPM):657.6億マイル(予想:662.3億マイル)
・搭乗率:84.7%(予想:85.6%)
・座席マイル単価(CASM):17.08セント
・有償座席マイル収入(PRASM):16.9セント
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株損益(調整後):0.10~0.60ドルの赤字
・輸送容量:約2~3%増
・座席マイル単価(CASM):約2.5~4.5%増
(通期見通し)
・1株損益(調整後):0.20ドルの赤字~0.80ドルの黒字(予想:0.72ドルの黒字)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース