2025年12月9日 22時57分
ダウ先物は小動き 明日のFOMCの結果待ち=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:47)(日本時間22:47)
ダウ先物 47784(-9.00 -0.02%)
S&P500 6853.50(-2.25 -0.03%)
ナスダック100先物 25628.50(-35.50 -0.14%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動き。トランプ大統領がエヌビディア<NVDA>のH200チップの中国への販売を条件付きで承認したと投稿。販売額の25%を米政府に支払うという条件。エヌビディアは時間外で堅調に推移しているにもかかわらず、市場全体は小動きに終始している。
市場の関心は、明日の年内最後のFOMCに集中している。その結果と反応待ちといった状況。利下げへの期待の高さが米株式市場の追い風となっており、短期金融市場では利下げをほぼ確実視している。
ただ、市場はそれを十分に織り込み、ここ数日は今週の利下げ後、来年以降の見通しに注目が集まっている。一部からは、「パウエル議長が今回のFOMCで、来年以降の利下げペースの減速を示唆するのではと懸念している」との声も出ている。根強い高インフレに加え、政府機関閉鎖に伴う米経済指標の欠落が懸念材料となっているという。
アナリストからは「利下げ自体はほぼ確実に見えるが、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)やパウエル議長の会見が市場の反応を決定づけ、今月残りの相場のトーンを左右する可能性がある」との指摘も出ている。市場は年末ラリーに向けてFRBが追い風を作る展開を期待しているという。
米株式市場は割高水準にあり慎重姿勢が必要だとの警告も一部から出ている。「株式市場は引き続きやや慎重姿勢を維持しており、とりわけ米株式市場ではバリュエーションが非常に高い状態だ」と指摘。足元の株高は、今週のFOMCで利下げが実施されるとの期待に依存しているが、FOMC内の投票結果の割れや意見の不一致が、2026年に3回の利下げが実施されるという市場の期待を揺るがす可能性があると警告している。
ドラックストアや医療保険管理など総合ヘルスケアのCVSヘルス<CVS>が時間外で上昇。取引開始前に2023年以来となる投資家説明会を開催し、ガイダンスを更新。通期見通しを上方修正した。
高級住宅建設のトールブラザーズ<TOL>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表し、予想を下回る引き渡し戸数を見込んでいることが嫌気されている模様。
バイオ医薬品のキメラ・セラピューティクス<KYMR>が時間外で下落。5億ドル規模の増資計画を発表した。株式の公募増資を実施する。調達資金は、同社が開発中の前臨床および臨床段階の分解薬パイプラインをさらに前進させるために使用される予定。
殺虫剤など農業化学のFMC<FMC>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の16ドルから13ドルに引き下げた。
(NY時間08:57)(日本時間22:57)時間外
CVSヘルス<CVS> 78.50(+1.97 +2.57%)
トール・ブラザーズ<TOL> 128.60(-7.60 -5.58%)
キメラ<KYMR> 90.50(-3.80 -4.03%)
FMC<FMC> 12.90(-0.20 -1.53%)
アップル<AAPL> 278.45(+0.56 +0.20%)
マイクロソフト<MSFT> 490.40(-0.62 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 226.60(-0.29 -0.13%)
アルファベットC<GOOG> 312.72(-1.73 -0.55%)
アルファベットA<GOOGL> 312.05(-1.67 -0.53%)
テスラ<TSLA> 436.22(-3.36 -0.76%)
メタ<META> 662.56(-4.24 -0.64%)
エヌビディア<NVDA> 186.34(+0.79 +0.43%)
AMD<AMD> 221.70(+0.59 +0.27%)
イーライリリー<LLY> 998.29(+0.70 +0.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 47784(-9.00 -0.02%)
S&P500 6853.50(-2.25 -0.03%)
ナスダック100先物 25628.50(-35.50 -0.14%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動き。トランプ大統領がエヌビディア<NVDA>のH200チップの中国への販売を条件付きで承認したと投稿。販売額の25%を米政府に支払うという条件。エヌビディアは時間外で堅調に推移しているにもかかわらず、市場全体は小動きに終始している。
市場の関心は、明日の年内最後のFOMCに集中している。その結果と反応待ちといった状況。利下げへの期待の高さが米株式市場の追い風となっており、短期金融市場では利下げをほぼ確実視している。
ただ、市場はそれを十分に織り込み、ここ数日は今週の利下げ後、来年以降の見通しに注目が集まっている。一部からは、「パウエル議長が今回のFOMCで、来年以降の利下げペースの減速を示唆するのではと懸念している」との声も出ている。根強い高インフレに加え、政府機関閉鎖に伴う米経済指標の欠落が懸念材料となっているという。
アナリストからは「利下げ自体はほぼ確実に見えるが、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)やパウエル議長の会見が市場の反応を決定づけ、今月残りの相場のトーンを左右する可能性がある」との指摘も出ている。市場は年末ラリーに向けてFRBが追い風を作る展開を期待しているという。
米株式市場は割高水準にあり慎重姿勢が必要だとの警告も一部から出ている。「株式市場は引き続きやや慎重姿勢を維持しており、とりわけ米株式市場ではバリュエーションが非常に高い状態だ」と指摘。足元の株高は、今週のFOMCで利下げが実施されるとの期待に依存しているが、FOMC内の投票結果の割れや意見の不一致が、2026年に3回の利下げが実施されるという市場の期待を揺るがす可能性があると警告している。
ドラックストアや医療保険管理など総合ヘルスケアのCVSヘルス<CVS>が時間外で上昇。取引開始前に2023年以来となる投資家説明会を開催し、ガイダンスを更新。通期見通しを上方修正した。
高級住宅建設のトールブラザーズ<TOL>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表し、予想を下回る引き渡し戸数を見込んでいることが嫌気されている模様。
バイオ医薬品のキメラ・セラピューティクス<KYMR>が時間外で下落。5億ドル規模の増資計画を発表した。株式の公募増資を実施する。調達資金は、同社が開発中の前臨床および臨床段階の分解薬パイプラインをさらに前進させるために使用される予定。
殺虫剤など農業化学のFMC<FMC>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の16ドルから13ドルに引き下げた。
(NY時間08:57)(日本時間22:57)時間外
CVSヘルス<CVS> 78.50(+1.97 +2.57%)
トール・ブラザーズ<TOL> 128.60(-7.60 -5.58%)
キメラ<KYMR> 90.50(-3.80 -4.03%)
FMC<FMC> 12.90(-0.20 -1.53%)
アップル<AAPL> 278.45(+0.56 +0.20%)
マイクロソフト<MSFT> 490.40(-0.62 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 226.60(-0.29 -0.13%)
アルファベットC<GOOG> 312.72(-1.73 -0.55%)
アルファベットA<GOOGL> 312.05(-1.67 -0.53%)
テスラ<TSLA> 436.22(-3.36 -0.76%)
メタ<META> 662.56(-4.24 -0.64%)
エヌビディア<NVDA> 186.34(+0.79 +0.43%)
AMD<AMD> 221.70(+0.59 +0.27%)
イーライリリー<LLY> 998.29(+0.70 +0.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース