2026年10月14日 2時40分
シティグループ、好決算も下落 経営陣の慎重な見通しを嫌気 アナリストは高評価=米国株個別
(NY時間13:39)(日本時間02:39)
シティグループ<C> 127.17(-4.75 -3.60%)
シティグループ<C>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。トレーディング収益は他行と違い、債券・為替・商品(FICC)部門の収入が予想を上回った一方、株式は予想を若干下回った。債券トレーディング部門が、少なくとも過去10年間で最高の第3四半期業績を記録した。
企業や政府機関の資金移動や資金管理を支援するサービス事業も好調で、収入は15%増の66億ドルとなった。FICCとサービス事業の予想を上回る業績が、M&A助言業務の低迷を補った。M&A助言収入は4%減少し、債券引受業務の収入も減少した。
ただ、好調だったにもかかわらず、株価は下落。経営陣が、自社株買いのペースや通期の収益性見通しについて慎重な姿勢を示したほか、第4四半期の市場関連収入が季節的な傾向に沿って減少する可能性が高いと説明したことが嫌気された。
アナリストは今回の決算を前向きに評価。第3四半期は業績改善の勢いが持続したと指摘。ただ、有形普通株主資本利益率(ROTCE)の目標が据え置かれたことについては、投資家から疑問の声が上がる可能性があるとの見方を示した。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益:2.85ドル(予想:2.65ドル)
・経常収益:238.5億ドル(予想:237.2億ドル)
市場業務:61.1億ドル(予想:60.4億ドル)
債券・為替・商品(FICC):43.9億ドル(予想:42.6億ドル)
株式:17.3億ドル(予想:17.8億ドル)
銀行業務:17.4億ドル(予想:17.1億ドル)
投資銀行:13.5億ドル(予想:13.3億ドル)
サービス:66.1億ドル(予想:64.8億ドル)
ウェルス:32.7億ドル(予想:32.1億ドル)
米国消費者向けカード:46.6億ドル(予想:47.5億ドル)
・純受取利息(NII):169.8億ドル(予想:166.4億ドル)
・信用コスト総額:25.9億ドル(予想:26.5億ドル)
・純貸倒償却額:22.2億ドル(予想:24.0億ドル)
・貸出残高:8197.1億ドル(予想:8030.1億ドル)
・預金残高:1兆5100億ドル
・普通株式等Tier1(CET1)比率:12.8%(予想:12.7%)
・平均自己資本利益率(ROE):10.1%
・平均有形普通株式自己資本利益率(ROTCE):11.5%(予想:10.7%)
・全社ベースの貸倒引当金:3.69億ドル
(通期見通し)
・NII(市場業務除く):6%台半ば~後半の増加
・米国カード事業の純貸倒償却率:約4.0%(従来レンジの下限)
・ROTCE:約14~15%
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
シティグループ<C> 127.17(-4.75 -3.60%)
シティグループ<C>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。トレーディング収益は他行と違い、債券・為替・商品(FICC)部門の収入が予想を上回った一方、株式は予想を若干下回った。債券トレーディング部門が、少なくとも過去10年間で最高の第3四半期業績を記録した。
企業や政府機関の資金移動や資金管理を支援するサービス事業も好調で、収入は15%増の66億ドルとなった。FICCとサービス事業の予想を上回る業績が、M&A助言業務の低迷を補った。M&A助言収入は4%減少し、債券引受業務の収入も減少した。
ただ、好調だったにもかかわらず、株価は下落。経営陣が、自社株買いのペースや通期の収益性見通しについて慎重な姿勢を示したほか、第4四半期の市場関連収入が季節的な傾向に沿って減少する可能性が高いと説明したことが嫌気された。
アナリストは今回の決算を前向きに評価。第3四半期は業績改善の勢いが持続したと指摘。ただ、有形普通株主資本利益率(ROTCE)の目標が据え置かれたことについては、投資家から疑問の声が上がる可能性があるとの見方を示した。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益:2.85ドル(予想:2.65ドル)
・経常収益:238.5億ドル(予想:237.2億ドル)
市場業務:61.1億ドル(予想:60.4億ドル)
債券・為替・商品(FICC):43.9億ドル(予想:42.6億ドル)
株式:17.3億ドル(予想:17.8億ドル)
銀行業務:17.4億ドル(予想:17.1億ドル)
投資銀行:13.5億ドル(予想:13.3億ドル)
サービス:66.1億ドル(予想:64.8億ドル)
ウェルス:32.7億ドル(予想:32.1億ドル)
米国消費者向けカード:46.6億ドル(予想:47.5億ドル)
・純受取利息(NII):169.8億ドル(予想:166.4億ドル)
・信用コスト総額:25.9億ドル(予想:26.5億ドル)
・純貸倒償却額:22.2億ドル(予想:24.0億ドル)
・貸出残高:8197.1億ドル(予想:8030.1億ドル)
・預金残高:1兆5100億ドル
・普通株式等Tier1(CET1)比率:12.8%(予想:12.7%)
・平均自己資本利益率(ROE):10.1%
・平均有形普通株式自己資本利益率(ROTCE):11.5%(予想:10.7%)
・全社ベースの貸倒引当金:3.69億ドル
(通期見通し)
・NII(市場業務除く):6%台半ば~後半の増加
・米国カード事業の純貸倒償却率:約4.0%(従来レンジの下限)
・ROTCE:約14~15%
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース