2026年10月13日 23時34分
ウェルズ・ファーゴ、決算受け下落 経常収益が予想を下回ったほか、NIIも予想を若干下回る=米国株個別
(NY時間10:34)(日本時間23:34)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 80.91(-2.41 -2.89%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、個人消費者や企業の財務状況が底堅く推移し、貸倒損失が抑制されたことで1株利益が予想を上回った。貸倒引当金は10億ドル、回収不能と判断した融資の償却額を示す純貸倒償却額は9億8300万ドルとなり、いずれも予想より良好な結果となった。
ただ、経常収益が予想を下回ったほか、純受取利息(NII)も予想を若干下回っている。ガイダンスでは、通期NIIの見通しを据え置いた。
シャーフCEOは声明で「経済の先行きには不透明感があり、消費者心理もまちまちだが、今回の決算は個人および法人顧客の財務状況が良好であることを示している」と述べた。さらに「消費者の支出は増加し、ローンの延滞率も低水準にあり、預金残高や投資残高も増加。企業も引き続き健全なバランスシートを維持しており、損失は低水準に留まっている」と説明した。
同銀は過去の不祥事を受け、FRBから総資産を2017年末の水準以上に増やすことを禁じられていたが、昨年6月にこの資産上限規制が解除された。また、経営陣は中期的な収益性目標である有形普通株主資本利益率(ROTCE)17-18%の達成に自信を示している。第3四半期のROTCEは16.3%となり、目標水準に接近している。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益:1.87ドル(予想:1.84ドル)
・経常収益:218.7億ドル(予想:223.1億ドル)
・純受取利息(NII):125.2億ドル(予想:125.9億ドル)
・個人向け銀行・融資事業:106.6億ドル
・商業銀行事業:32.4億ドル
・法人・投資銀行:50.1億ドル
・資産運用・投資管理事業収入:41.0億ドル
・投資銀行手数料収入:8.94億ドル(予想:9.01億ドル)
・住宅ローン関連の非金利収入:1.64億ドル(予想:2.57億ドル)
・純金利マージン:2.43%(予想:2.41%)
・貸倒引当金繰入額:10.3億ドル(予想:11.4億ドル)
・平均貸出残高:1兆300億ドル(予想:1兆400億ドル)
・平均預金残高:1兆4800億ドル(予想:1兆5000億ドル)
・不良資産残高:73.6億ドル(予想:80.4億ドル)
・普通株式等Tier1(CET1)比率:10.0%(予想:10.1%)
・有形普通株式自己資本利益率(ROTCE):16.3%(予想:16.0%)
・自己資本利益率(ROE):13.8%(予想:13.5%)
・総資産利益率(ROA):1.05%
(10-12月期・第4四半期見通し)
・NII:約130億ドル(予想:128.6億ドル)
(通期見通し)
・NII:約500億ドルを維持(予想:499.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 80.91(-2.41 -2.89%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、個人消費者や企業の財務状況が底堅く推移し、貸倒損失が抑制されたことで1株利益が予想を上回った。貸倒引当金は10億ドル、回収不能と判断した融資の償却額を示す純貸倒償却額は9億8300万ドルとなり、いずれも予想より良好な結果となった。
ただ、経常収益が予想を下回ったほか、純受取利息(NII)も予想を若干下回っている。ガイダンスでは、通期NIIの見通しを据え置いた。
シャーフCEOは声明で「経済の先行きには不透明感があり、消費者心理もまちまちだが、今回の決算は個人および法人顧客の財務状況が良好であることを示している」と述べた。さらに「消費者の支出は増加し、ローンの延滞率も低水準にあり、預金残高や投資残高も増加。企業も引き続き健全なバランスシートを維持しており、損失は低水準に留まっている」と説明した。
同銀は過去の不祥事を受け、FRBから総資産を2017年末の水準以上に増やすことを禁じられていたが、昨年6月にこの資産上限規制が解除された。また、経営陣は中期的な収益性目標である有形普通株主資本利益率(ROTCE)17-18%の達成に自信を示している。第3四半期のROTCEは16.3%となり、目標水準に接近している。
(7-9月期・第3四半期)
・1株利益:1.87ドル(予想:1.84ドル)
・経常収益:218.7億ドル(予想:223.1億ドル)
・純受取利息(NII):125.2億ドル(予想:125.9億ドル)
・個人向け銀行・融資事業:106.6億ドル
・商業銀行事業:32.4億ドル
・法人・投資銀行:50.1億ドル
・資産運用・投資管理事業収入:41.0億ドル
・投資銀行手数料収入:8.94億ドル(予想:9.01億ドル)
・住宅ローン関連の非金利収入:1.64億ドル(予想:2.57億ドル)
・純金利マージン:2.43%(予想:2.41%)
・貸倒引当金繰入額:10.3億ドル(予想:11.4億ドル)
・平均貸出残高:1兆300億ドル(予想:1兆400億ドル)
・平均預金残高:1兆4800億ドル(予想:1兆5000億ドル)
・不良資産残高:73.6億ドル(予想:80.4億ドル)
・普通株式等Tier1(CET1)比率:10.0%(予想:10.1%)
・有形普通株式自己資本利益率(ROTCE):16.3%(予想:16.0%)
・自己資本利益率(ROE):13.8%(予想:13.5%)
・総資産利益率(ROA):1.05%
(10-12月期・第4四半期見通し)
・NII:約130億ドル(予想:128.6億ドル)
(通期見通し)
・NII:約500億ドルを維持(予想:499.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース