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    2026年9月15日 3時10分

    ロシア実業家、トランプ・ジュニア氏の結婚祝賀イベント費用を負担

     プーチン大統領と深い繋がりを持つロシアの実業家クレムレフ氏が、トランプ大統領の長男トランプ・ジュニア氏らの結婚祝賀イベントの費用を負担していたことが判明した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。ロシアの影響力拡大が警戒される中、米政権高官の親族と制裁対象の有力者による親密な関係が浮き彫りとなり波紋を広げている。

     トランプ・ジュニア氏夫妻はインスタグラムの声明で、バハマの離島で開催された2夜に渡る結婚後のイベント費用をクレムレフ氏が支払ったことを認め、「非常に寛大な結婚祝い」と謝意を表明。夫妻の説明によると、結婚式自体は家族のみで実施し、その後に規模を拡大して開催。クレムレフ氏が資金を拠出した週末旅行は元々計画されていたもので、当初は結婚祝い目的ではなかったとしている。

     一方、トランプ大統領本人はこの催しに出席しておらず、「クレムレフ氏が誰なのか全く知らない」と述べ、関与を否定した。メラニア夫人も不参加で、報道官は同氏との関係や資金面での関与を全面的に否定している。

     クレムレフ氏は2020年から国際ボクシング協会(IBA)の会長を務める人物。トランプ政権発足後、トランプ・ジュニア氏と複数回面会を重ねており、昨年イスタンブールで開かれた会議でも同席した。IBA側は両者の協力関係について「象徴的なものに留まらない」との見解を示している。

     しかし、クレムレフ氏はプーチン大統領との親密な関係からウクライナ政府の制裁対象に指定されている。ロシア国営ガス大手ガスプロムとのスポンサー契約締結や、ウクライナ・ボクシング連盟の加盟資格停止など、率いるIBAを通じて親露路線を鮮明にしてきた。さらに、ウクライナの占領地域から子どもをロシアへ連れ去ったとして制裁対象となった団体との関係も取り沙汰されている。

     今回の発覚により、ロシア側がスポーツや個人的な交流をテコに米政権中枢へ接近を図っているとの懸念が一段と強まるのは必至だ。

    株探ニュース