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    2026年9月11日 5時52分

    オラクル、決算受け時間外で6%高 巨額投資が業績拡大に繋がっているとの見方強まる=米国株個別

    (NY時間16:50)(日本時間05:50)時間外
    オラクル<ORCL> 162.59(+9.65 +6.31%)

     オラクル<ORCL>が時間外で上昇。引け後に6-8月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。残存履行義務(RPO)も6640億ドルまで拡大している。クラウドインフラ事業が予想を上回る成長となり、AI向けデータセンターへの巨額投資が業績拡大に繋がっているとの見方が強まった。ガイダンスも公表し、27年度通期の1株利益および売上高の見通しが予想を上回った。

     同社はオープンAIなどの顧客向けにAIデータセンターを大規模に増設しており、第1四半期にはデータセンター容量を850メガワット追加した。また、四半期中に300億ドル超のAIクラウド契約を新たに獲得し、残存履行義務(RPO)が拡大した。

     一方、第1四半期の設備投資額は285億ドルと、主にデータセンター設備への投資が膨らんだ。同社は27年度の設備投資額について、700億ドルとの従来見通しを維持したほか、一部部品の前払いとしてさらに200ー250億ドルが必要になるとしている。

     また、同社は市場価格で随時株式を売却するATM(アット・ザ・マーケット)方式による200億ドルの資金調達を完了したと発表。決算発表前には巨額のAI投資を巡る資金調達への懸念が強く、株価は6月1日に付けた年初来高値から38%下落していた。今回のクラウド事業の上振れや好調なAI契約が、こうした懸念を和らげる材料となった。

    (6-8月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):1.92ドル(予想:1.75ドル)
    ・売上高(調整後):193.5億ドル 30%増(予想:191.3億ドル)
      クラウド(IaaS+SaaS):116.1億ドル(予想:115.1億ドル)
      クラウド・インフラ(IaaS):73.9億ドル(予想:71.9億ドル)
      クラウド・アプリ(SaaS):42.2億ドル(予想:42.6億ドル)
      ソフトウエア:55.5億ドル(予想:56.7億ドル)
      ソフトウエア・サポート:49.0億ドル(予想:48.8億ドル)
      ソフトウエア・ライセンス:6.55億ドル(予想:7.19億ドル)
      ハードウエア:7.74億ドル(予想:6.71億ドル)
      サービス:14.1億ドル(予想:13.8億ドル)
    ・営業利益(調整後):81.5億ドル(予想:78.1億ドル)
    ・営業利益率(調整後):42.0%(予想:40.8%)
    ・残存履行義務(RPO):6640億ドル(予想:6417.7億ドル)
    ・設備投資:285億ドル(予想:198億ドル)

    (9-11月・第2四半期見通し)
    ・1株利益(調整後):1.85~1.93ドル(予想:1.90ドル)
    ・売上高:30~34%増
      クラウド売上高(IaaS+SaaS):64~70%増(予想:65.2%増)

    (27年度通期見通し)
    ・1株利益(調整後):8.10ドル(予想:8.07ドル)
    ・売上高:900億ドル超(予想:896億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース