探検
PR
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  市場ニュース
  •  >  エヌビディア、台湾の半導体大手メディアテックに35億ドルを投資=米国株個別
  • 銘柄ニュース
    戻る
    2026年9月1日 0時55分

    エヌビディア、台湾の半導体大手メディアテックに35億ドルを投資=米国株個別

    (NY時間11:54)(日本時間00:54)
    エヌビディア<NVDA> 220.06(+2.51 +1.15%)

     エヌビディア<NVDA>は、台湾の半導体大手メディアテック社に35億ドルを投資すると発表した。メディアテック株の転換可能な転換社債を取得する。AIデータセンター向け半導体で協業を深め、自社の技術規格をAIインフラ全体に広げる狙いがある。

     両社の提携では、メディアテックがエヌビディアの高速接続技術「NVリンク・ヒュージョン」と、新たに発表された「NVHBM」を採用する。データセンター内の各種半導体をより効率的に接続する技術で、メディアテックはこれを活用し、独自のAI半導体を開発するハイパースケーラー向け事業を強化する。

     メディアテックはスマートフォン向け半導体への依存度低下を進めており、データセンター分野ではブロードコム<AVGO>やマーベル<MRVL>に対抗する構え。今年にはアルファベット<GOOG><GOOGL>傘下のグーグルとも提携し、大手ハイテク企業による独自AI半導体開発の設計パートナーとして存在感を高めている。

     エヌビディアにとって今回の投資は、AIアクセラレーターだけでなく、データセンターの接続技術やネットワークを含むAIインフラ全体で自社規格を定着させる戦略の一環となる。企業がエヌビディア製GPUの代替となる独自半導体を開発する場合でも、「NVリンク」などの接続技術を採用させることで、AI設備投資における中心的な地位を維持する狙いがある。

     同様の動きでは、アマゾン<AMZN>もエヌビディア製品を追加で200万個導入するとともに、自社開発半導体とエヌビディアの接続技術を組み合わせる方針を示している。

     一方、エヌビディアがAI業界の顧客や競合企業などへの投資を相次いで拡大していることを巡っては、投資先によるエヌビディア製品の購入を通じて需要が循環する「循環取引」への懸念も投資家の間で燻っている。エヌビディア側はこうした見方を否定し、投資は自社技術の普及とAI産業の成長を加速させるためのものだと説明している。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース